PayPal、P2P決済用にSlack向けのボットを初ローンチ

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Image Credit: PayPal

PayPalは、チームメッセージングアプリSlackのユーザー用に初のボットを本日ローンチした(編集部注:原文掲載2月7日)。このボットを使えば、paypalという短いコードとユーザーのSlackアカウントのみでP2P決済ができるようになる。くれぐれもキー打ちには慎重になるべきだ。というのも、PayPalの広報担当者がVentureBeatにメールで語った内容によれば、一回のトランザクションで1万ドルまで送金できるというのだ。

PayPalのボットは今のところ、米国、英国、オーストラリア、カナダのSlackユーザーが利用可能であると、同社のブログ投稿は発表している。

Slackの現在のデイリーアクティブユーザー数は500万であり、150万の有料会員を有する。昨年10月時点のそれぞれの数である400万、125万から伸びている。

Slack App Directoryには900以上のボットがあり、タスク自動化、企業文化の強化、SAASや生産性ソフトウェアとの統合に関するボットなどがある。

PayPalのボットのニュースは、大企業向けのサービスである先週のSlack Enterprise Gridのローンチのニュースに続くものだ。Enterprise Gridの一部として、SAPも初めてのボットを経費管理ツールのConcurと人事ソフトウェアSuccessFactor用にローンチした

これはPayPalの初めてのボットであるが、現在盛り上がりつつあるチャットボットエコシステム領域への初めての参画というわけではない。昨年11月にはPayPalはSquare CashとVenmoに加わって、SiriでP2P決済ができるようにした。その数週間前には、PayPalとStripeは、Messenger プラットフォーム上で代金を受け取れるようにするために、Facebook Messengerのベータプログラムに参加している

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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