「攻殻機動隊 S.A.C.」の人気キャラクター「タチコマ」、8分の1サイズのスマートトイとしてCerevoから登場

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アニメの中から現実世界に形あるものとして生み出されたのは、この製品が初めてではない。しかし、この製品は今までになく世界のジャパニメーション・ファンを魅了することになるだろう。

数々のインターネット家電や IoT を発明・販売してきた日本のスタートアップ Cerevo は、アニメシリーズ「攻殻機動隊 S.A.C.」の人気キャラクターである多脚戦車タチコマの8分の1モデルを発表し、自社ウェブサイト「Cerevo official store」上でプリオーダーの受付を開始した。価格は157,400円(税別)で、商品発送は今年6月を予定している。

タチコマ8分の1モデルは、映画などの作品中に登場するアイテムを、家電のテクノロジーを用いて現実世界に可能な限り再現する Cerevo のプロジェクト「S2R(From screen to the real world)」から生まれた製品で、このシリーズではアニメ「PSYCHO-PASS」の「ドミネータ」に続くものだ。ユーザの問いかけを音声認識し、原作でタチコマを担当した声優・玉川砂記子氏の声で応答してくれる。

タチコマを操作するモバイルアプリの画面(開発中のもの)
Image credit: Cerevo

興味深いのは、タチコマが持つ物体認識機能と音声認識機能だ。例えば、タチコマにりんごを見せ(映像センサー部にカメラが搭載されている)、あるユーザが「りんごは甘いんだよ」とタチコマに対して言葉を掛けると、「りんごは甘い」という情報がクラウドに送信され、他のすべてのユーザのタチコマと情報共有される。ユーザが増え、時を経るに連れ、タチコマが徐々に賢くなっていくさまは、攻殻機動隊が映画の中で描いている世界観ともどこか似ている。

23日に東京・虎ノ門ヒルズで開催された SENSORS IGNITION 2017 で、Cerevo のブースにタチコマ8分の1モデルが展示されていた。展示会場が騒がしかったり、会場の Wi-Fi が混み合っていたりすることもあり、なかなかこの手の場所でユーザの音声認識やクラウドを介しての音声回答は求めるのは、タチコマにとって過酷な要求のようである。会場ではスペースの関係でブースに固定展示されていたが、タチコマの関節や脚部には21個のモーターが備わっているので、スマートフォンから姿勢コマンドを発行することにより、アニメの中でタチコマが演じているような動作も可能だ。

タチコマ8分の1モデルには、本体のバンパー部や砲身カバー部にアルミ削りだし部品を採用した、メタリックボディの「SPECIAL EDITION」も用意され、数量限定で発売される。こちらは177,400円(税別)で、通常版と同じく23日からプリオーダーの受付を開始している。

Image credit: Cerevo