2次元の嫁に A.I 頭脳搭載へーーGatebox 運営会社が LINE 傘下に「クラウド AI プラットフォーム「Clova」との共同開発を開始

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バーチャルホームロボット「Gatebox」を企画・開発するウィンクルは3月2日、LINE と資本業務提携を締結し、LINE と NAVER が共同で開発したクラウド AI プラットフォーム「Clova」を活用した共同開発を開始すると発表した。これに伴い、同社は LINE がウィンクルの発行済株式の過半数を取得し、連結子会社化することも公表している。買収にかかる費用等は公開されていない。

今回の子会社化に伴い、3月1日付で LINE CSMO の舛田淳氏が社外取締役に就任するほか、創業期から同社を支援していたプライマルキャピタル佐々木浩史氏は戦略顧問として引き続き経営に携わることになる。

「Clova」は現在バルセロナで開催中のカンファレンス「Mobile World Congress 2017」で発表されたLINE の AI プラットフォーム。世界で先行する Amazon Alexa や Google Assistant などの AI アシスタントに類するもので、アプリ「Clova App」や、スマートスピーカー「WAVE(ウェーブ)」の発売を初夏に日韓で予定している。

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LINE と NAVER による Clova プラットフォーム(LINE 発表資料より)

Clova は人の脳にあたる「Clova brain」と目や口、耳といった「Clova Interface」の2つで構成されている。このインターフェース箇所を担保するのが WAVE のようなハードウェアなのだが、ここにウィンクルの手がける Gatebox は位置されることになる。

今回の発表で LINE ではスマートプロダクト関連でソニーモバイルコミュニケーションズと、スマートトイ関連でタカラトミー、ホームロボット関連でウィンクルとそれぞれパートナーシップを結んだ。

今後、Clova を活用することで、話しかけることで会話をしたり、ニュースやカレンダーなどのコンテンツサービス、音声での電源オンオフといったホームコントロール、オーディオブックといった利用方法を想定しているそうだ。

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ウィンクル代表取締役の武地実氏

本誌では現在、ウィンクル代表取締役の武地実氏に現在開発中の Gatebox にどのような影響が発生するのか、コメントを求めているので届き次第掲載させていただく。

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武地氏の代理で同社戦略顧問の佐々木氏からコメントをもらったのでこちらに掲載させていただく。(太字の質問は全て筆者、回答は佐々木氏)

今回の子会社化の経緯は?

佐々木氏:昨年11月の B Dash Camp にて、ピッチアリーナに登壇した武地さんと Gatebox を見て、LINE の舛田さんから B Dash Ventures 渡辺さん(代表取締役の渡辺洋行氏)に紹介依頼がありました。その後、舛田さんから LINE の今後の構想についてお聞きし、一緒にやりたい旨を伝えられたのがきっかけです。

ちょうど資金調達に動いていた時期だったので、他の投資家の方々と話をさせていただきながら、年始から急ピッチで調整し、今回の契約締結に至りました。

ウィンクルや Gatebox が持っている世界観は LINE の Clova と合体することでどのようになるのでしょうか?また、現在予約販売を実施した Gatebox への Clova 搭載はあるのでしょうか?

佐々木氏:ウィンクルとしての世界観「好きなキャラクターと一緒に暮らせる」というものは変わらず、Gatebox の企画開発を行っていきます。現状「Gatebox」が実現しているような、日常のコミュニケーションや、インターネットおよび家電等との通信により、天気情報やテレビをつけてくれるなどの日常生活はイメージしていますが、具体的な内容につきましては、ローンチまでお待ちください。また、現在開発中の Gatebox への搭載等については現在検討中です。

また、LINE と共同開発では新たな製品ができる、ということですか?またその時期は?

佐々木氏:まだ構想段階なので詳細は非公開とさせてください。LINEとの共同開発版は、2018年以降に商品化を目指していきます。

ありがとうございました。

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