買取相場の比較サイト「ヒカカク!」運営が1.3億円調達、ポケラボ創業の佐々木氏が執行役員で参加

SHARE:
IMGP30122
ジラフ代表取締役の麻生輝明氏

買取相場の比較サイト「ヒカカク!」を運営するジラフは3月15日、ポケラボ創業者の佐々木俊介氏ら個人投資家および複数企業による資金調達を実施したと発表した。調達した資金は約1億3000万円で、同ラウンドには個人としては佐々木氏がリード投資家として参加するほか、フリークアウト代表取締役を務める佐藤裕介氏、氏名非公開の複数エンジェル投資家、企業としてはアドウェイズとアナグラムが参加している。

また、同社は佐々木氏が3月1日付でジラフの執行役員として経営参画することも併せて発表している。

hikakaku

佐々木氏は大手開発ベンダーにてエンジニアとしてキャリアをスタートし、その後、ゲーム開発のポケラボを共同創業。グリーに同社を138億円で売却し、同社退職後にはトレーディングカードに特化したフリマアプリのスタートアップを立ち上げていた。ジラフではポケラボ時代に経験した大規模のチームビルディング知見を活用し、開発や経営基盤の強化に務めるとしている。

ジラフの創業は2014年10月。当時一橋大学在学中だった麻生輝明氏が手持ちのiPadを売却するのに手間取った経験から買取情報を網羅したサービスがないことに気付き創業。これまでに2回のラウンドで個人投資家らから合計5300万円ほどの資金を調達しており、現在10人ほどのチームで運営をしている。

カテゴリを網羅した買取情報の比較サービスとしてはウリドキが2013年12月創業で若干早いが、それ以外に目立ったプレーヤーはおらず、DVDや本、車といった各カテゴリに特化したサービスの方が多い。商品情報の比較サイト最大手、価格コムも買取情報はケータイ・スマホ買取車に特化したページはあるものの、モール型にはなっていない。麻生氏の話では現在の月間閲覧ユーザー数は110万人を超えたところということだった。

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する