マネーツリー、SBIインベストメントなどから10億円を資金調達——B2B事業に注力へ

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資産管理アプリ・会計クラウドサービスを提供するマネーツリーは21日、直近のラウンドで総額10億円を調達したことを発表した。このラウンドのリードインベスターは SBI インベストメントで、みずほキャピタル、SMBC ベンチャーキャピタル、セールスフォースベンチャーズ、ふくおかテクノロジーパートナーズ、広島ベンチャーキャピタル、池田泉州キャピタル、イギリスの大手運用会社 Baillie Gifford が参加した。今回の調達は、2015年10月に実施したシリーズ A ラウンドでの調達に続くものとなる。

今回の資金調達を受けて、マネーツリーでは、個人資産管理アプリ 「Moneytree」、経費精算の簡略化を支援する「Moneytree Work 経費精算」、経費精算機能に加えモバイルでも法人口座閲覧が行える「Moneytree Work 法人口座」に新たな機能搭載も今後実施していく予定。

また、サービス公開から2年を迎えた、金融機関と法人・個人をつなぐ、クラウドベースのアカウント管理サービス「MT LINK」は、メガバンク・地銀・会計ソフトウェア業界など20社で採用されている。今回の調達とあわせて、マネーツリーは MT LINK のウェブサイトもリニューアルしており、さらなる事業拡大や事業加速を目指すとしている。

以下はマネーツリーの創業者で CEO の Paul Chapman 氏のコメント。

このたびの資金調達により、マネーツリーが次の成長段階に進めることをうれしく思います。国内外問わず、フィンテック業界は著しく拡充しています。これまで以上に、サービスのセキュリティー維持、プライバシー保護、情報の透明性に注力します。

また、金融業界のデジタルバンキング化をサポートし、会計業界のクラウド会計システムの土台作りに貢献していきながら、利用者を主体とした業界全体のエコシステムの構築に尽力してまいります。さらに、日本の技術を海外へ展開することで、サービスのグローバル化を目指していきたいと考えております。

2016年3月、Pioneers Asia で登壇した マネーツリー 創業者兼 CEO の Paul Chapman 氏
Image credit: Masaru Ikeda

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