ウォンテッドリーがシンガポールに本格進出、iOSアプリ「Wantedly Visit」の英語版をローンチ

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Image credit: Wantedly Singapore + 123RF (Image composite by Masaru Ikeda)

ウォンテッドリーのことを初めて、シンガポールのテックブログ Penn Olson(現在の Tech in Asia)に書いたのは、もう5年も前のことだ(日本語訳)。当時、恵比寿にあったカヤック(東証:3904)のオフィススペースに、代表の仲暁子氏らを訪ねたのを覚えている。

仲氏は RISESlush Asia(現在は Slush Tokyo に改称)など、数々のスタートアップ・カンファレンスで講演していて、頭のどこかで既にグローバル展開しているものだと信じきっていたのだが、どうやら、ウォンテッドリーにとっては、今回が初の海外オフィス開設ということになるらしい(現地オフィス開設を伴わない、Wantedly サービスの外国語版展開という点では、2年前の2015年3月にインドネシアに初の進出を果たしている)。

Wantedly Singapore チームのメンバー。左から:カントリーマネージャーの Weiting Tan 氏、国際ビジネスデベロップメント担当 Joelle Pang 氏。
Image credit: Wantedly Singapore

ウォンテッドリーは2日、シンガポールで現地従業員4名を雇用し、同市場での営業活動を本格化することを明らかにした。現地法人 Wantedly Singapore のカントリーマネージャーには、ホテルの直前予約アプリ「HotelQuickly」でマーケティングマネージャーを務めた Weiting Tan 氏が就任する。オフィスは、オーチャードロード近くのコワーキングスペース Spacemob に設置されるようだ。ウォンテッドリーはこの本格ローンチを記念して、2日15時30分(シンガポール現地時間)からシンガポールの Red Dot Design Museum でパーティーを開催する予定。

また、これとあわせ、ウォンテッドリーの転職向け会社訪問モバイルアプリ「Wantedly Visit」について、iOS 版での英語提供を開始した。Android 版については今のところ英語提供の予定について言及されていないが、同社では、シンガポールをハブに、インドネシアを含むアジア諸国へのサービス展開も加速させるとしており、これらの地域でユーザの多くが持つ Android 版の英語化対応も時間の問題と考えて良いだろう。

日本国内における Wantedly の登録企業数は先ごろ2万社を突破、月間利用ユーザ数は100万人を超えている。

Wantedly Visit
Image credit: Wantedly

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