Amazonは今日、ドアロックのメーカーに対し、インターネットに接続されたAlexaのドアをロックまたはロック解除する権限を与えるドアロックアプリケーションプログラミングインタフェース(API)を発売した。このAPIはAlexa Skill Kitの一部だ。
公開に合わせて、Schlage、Yale、Kwikset、Z-waveのスマートロックがAPIを使用することになる。
Amazonのスポークスマンによると、昨年にAlexaの音声コマンドに対応するようカスタマイズされたAugustとVivintスマートロックも今回のドアロックAPIも使用することになるという。だが、こちらのAugust Home のAlexaスキルも依然としてドアの施錠・解鍵に使える。
声でドアを開けるというのはやや不安に思うかもしれない。が安心してほしい。ドアロックAPIはまだ始まったばかりなので「Alexa、うちの玄関ドアをロックしなさい」と命令することができるが、声でドアのロックを解除する機能はまだ利用できない。
「現在、安全な方法でロック解除コントロールをサポートするために、ドアロックAPI内のさまざまなセキュリティおよび安全ツール開発に取り組んでいます。これらのセキュリティ要件とオプションが整うまでロック解除機能のサポートは開始しません」と、Amazonの広報担当者は本誌へのメールの中で回答している。
AmazonはドアロックAPIに組み込まれている「セキュリティと安全ツール」に関する情報は提供してくれなかった。例えばドアロックAPIを使用する機器の安全性を向上させるためには個々の声を区別する必要がある。
この月曜、Time誌はAmazonのAlexa戦略に精通している匿名人物からの情報として、Amazonは現在、Alexaに特定のコマンドと個別の声を関連付ける機能の研究開発をしていると報じている。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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