Ant Financial(螞蟻金融)、Emtekと提携しインドネシアへの進出を発表

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中国地元メディアによると、中国のeコマース巨大企業 Alibaba(阿里巴巴)の金融子会社 Ant Financial(螞蟻金融)は、海外のモバイル決済市場におけるプレゼンスを拡大するためにインドネシア第2位のメディア企業 Elang Mahkota Teknologi(Emtek)と戦略的提携を結ぶことを水曜日(4月12日)に発表した。

両社はこの提携のもと、モバイル決済ソリューションの開発と、インドネシアのユーザ向けにデジタル金融サービスの提供を行うジョイントベンチャーを設ける。

Emtek はインドネシアにおけるメディアおよびインターネット大手で、全国ネットのテレビ局から映画・テレビ番組制作、C2C 型 e コマースプラットフォームに至るまで幅広い事業を展開している。

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インドネシアのスマートフォンユーザ数は1億人を突破し、世界4位となった。Ant Financial はそんな同国の市場が持つ成長可能性に惹かれたのだ。

Ant Financial は地元中国以外の場所でも同じようなモバイル決済事業を行い、それを成功させている。同社は昨年末から海外展開を加速させており、特に力を入れているのが東南アジアだ。東南アジアのeコマース市場は、2015年に55億米ドルだった市場規模が2025年には877億8,000万米ドルに達すると予想されている。

国内市場は急激な発展から成熟期に移行しつつある。そうした中、同社は国際的なオフライン決済事業と包括的な金融サービス(個人や小規模・零細企業向けの金融サービス)に焦点を当て、新たな成長の原動力を模索している。

Ant Financial は韓国の Kakao Pay に2億米ドルの投資を行うことを2月に発表した。また、フィリピンのフィンテックサービス Mynt と、さらにタイの決済サービス企業 Ascend Money との取引も成立させている

Ant Financial と Emtek は、BlackBerry のソーシャルメッセージングシステム(BBM)で決済プラットフォームをローンチする予定。BBM のインドネシアにおける月間アクティブユーザ数は6,300万人で、同国で最も人気のあるメッセージングアプリだとしている。Emtekが昨年6月に Blackberry と提携してからは、Emtek の事業部門が BBM の運営を行っている。

両社の提携はこれまで独自の拡大戦略を展開してきた中国 IT 巨大企業Tencent(騰訊)にとっても脅威となるかもしれない。Tencent はインドネシアにおいて急成長段階にあるソーシャルメディア市場から利益を得るために、2013年2月に同国最大のメディア企業 PT Global Media と提携を結んでいる。中国広州市にあるインドネシア領事館の総領事 Andi Ardiansyah 氏とのインタビューから得た情報によると、Tencent が展開する WeChat(微信)は2014年にインドネシアで第4位のメッセージングサービスになったという。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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