
Image credit: Hoversurf
シンガポールの SF ファンは、このニュースにハマることだろう。Business Times の報道によると、シンガポール交通省が、人を運ぶことができる空飛ぶドローンのテスト運転について、複数社と協議していることがわかった。
シンガポール交通省事務次官の Pang Kin 氏が Business Times に対し、3月22日に開催されたフォーラムで次のように語った。
2030年、空中運送が都市交通の手段の一つになると考えていいだろう。
Business Times が開催したリーダーフォーラムのトピックは、2030年の都市交通に関するものだった。イベントでは、交通省が3種類の人輸送用ドローンのイメージを披露した。
ロシアのスタートアップ Hoversurf が開発した Hoversurf Scorpion、中国のスタートアップ EHang(億航)が開発した Ehang 184(7月までにドバイで導入される予定)、ドイツのスタートアップ e-volo が開発した Volocopter VC200 だ。
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フォーラムでは、特定の時間帯に乗客が少ない経路にオンデマンドでバスを走らせるアイデアや無人運転のポッドなど、未来の移動手段について議論がなされた。
確実に言えることは、人が乗るドローンが主流になったとき、航空管制の仕事はこれまでより大変な職業になるだろうということだ。

Image credit: EHang(億航)
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