1992年、ニール・スティーヴンスン氏は SF 小説『スノウ・クラッシュ』を出版した。それからというもの、メタバースは現実世界の物理法則や社会的ステータスに縛られない夢のようなバーチャル空間として、垢抜けないオタクたちの理想郷であった。無限の可能性を秘め、イマジネーションとクリエイティビティの続く限り不可能のない場所であった。
WebVR は、隔離、ブロックチェーンに代表されるカプセル化技術、AI、ボット、触覚デバイス、IoT などの機能にすべて対応しているが、メタバースはこれらを超えて急速に成長し拡大するものと見られる。メタバースによって没入感という言葉は再定義され、例えばウェブベースの AR という意味を含むようになるだろう。現在初期段階にある WebAR フレームワークではすでにウェブベースの AR が実現されている。
現実とバーチャルの架け橋となったり融合させたりするような面白いアイデアがたくさんあります。(JavaScriptの)AR.js のようなライブラリを例に見てみましょう。没入感を生むのは何でしょうか?ウェブベースや位置情報、Physical Web 規格のビーコン対応、さらには画面を超えた実世界の体験をメタバースの世界に持ち込まない手はありませんよね?
フィリピンに本社を置くフィンテックスタートアップの First Circle は、Accion Venture Lab と Deep Blue VC から130万米ドルを調達した。 昨年10月の500 Startups、IMJ Investment Partners、Key Capital による調達額120万米ドルを上回る額で、これにより、シードラウンドでの調達総額は250万米ドルに達した。また…
CEO の Patrick Lynch 氏によれば、中小企業の成長を妨げる原因の多くは、適切な時期になってもキャッシュにアクセスする手段を持っていないことにあるという。お役所仕事的な方式ではなく、ふさわしいビジネスにきちんと融資が提供されれば売上や利益は飛躍的に伸びる可能性がある。
First Circle は1年ほど前にプラットフォームをローンチして以来、約500件の融資を提供しているという。融資の平均規模は1万米ドルで融資期間は通常3か月だ。
CEO Patrick Lynchs 氏(前列中央)と First Circle コア・チーム
フィリピンにおいて融資による中小企業支援が秘める可能性は非常に大きい。 Deloitte と Visa が共同で作成したレポート(PDF)によれば、中小企業は国内総生産(GDP)の35%を占め、雇用の65%を担っているという。しかし、金融へのアクセスの面ではフィリピンの中小企業は近隣諸国に比べて一段と厳しい状態にある。
リスクに対して責任を負う
e コマース企業は売上などの情報の透明性が高くリスクアセスメントが容易なため、First Circle はそうした企業との契約を得意としており、Lazada などの主要な e コマースサイトと提携している。もちろん e コマース以外の企業も融資の対象だ。