グッドパッチ、シリーズCラウンドでSBIインベストメントと三井住友海上キャピタルから4億円を資金調達

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東京、ベルリン、台北に拠点を置くUX/UI デザインエージェンシーのグッドパッチは26日、シリーズCラウンドで SBI インベストメントと三井住友海上キャピタルから総額4億円を調達したことを明らかにした。同社にとっては、2013年12月の1億円(シリーズAラウンド)、2016年2月の4億円(シリーズBラウンド)に続く3度目の資金調達となる。

SBI インベストメントからは同社の FinTech ファンドからの出資であり、今回の調達発表とあわせ、グッドパッチは、SBI インベストメント傘下の SBI 証券の UX/UI デザインの改善プロジェクトに着手していることを明らかにした。グッドパッチでは、今月から社内にフィンテック領域に特化した UX/UI デザインチームを発足させており、今後、フィンテック業界とデザイン業界の両領域に有用なデザインや開発ノウハウを発信・共有するラボを開設するとしている。

グッドパッチがこれまでに手掛けた、フィンテック業界の UX/UI のポートフォリオには、マネーフォワードの2014年5月公開版、MYDC の2017年1月公開版、QUICK が提供する Shinkly の2017年公開版などがある(開示されているもののみ)。

グッドパッチは2011年8月の設立。同社の代表取締役を務める土屋尚史氏は、グッドパッチを創業する前、サンフランシスコのデジタルエージェンシー btrax でインターンとして勤務、帰国後、2011年8月にグッドパッチ(Goodpatch)を設立した。社名はサンフランシスコのインキュベーション・スペース Dogpatch Labs に由来する。2014年10月に正式ローンチしたプロトタイピングツール「Prott」は、IT大手・スタートアップ・デザインファームなどに導入されている。

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