
<ピックアップ> More Than 5 Percent Of Facebook’s Employees Are Working On VR
至極ごもっともな話ではありますが、企業の行く先を占う上で人材の配置は重要な情報になります。採用してるポジションの動向やエグゼクティブなどの登用、テクノロジー系では技術者の言語や研究分野などなど。Amazonのジェフ・ベゾス氏が人工知能関連に携わっている人員が1000名規模だと明かしたのが丁度1年前ぐらい。ここ数カ月で目にしたAlexa関連の話題のことを考えると非常にわかりやすい事例かと思われます。
で、もうひとつ気になる人材配置の動きで情報がありました。Facebookです。
AR/VR関連の話題を提供するUpload VRの記事によると、OculusチームのVRリーダーであるBrendan Iribe氏の発言と、Facebookの四半期報告書の一部から同社の全従業員の5%以上が一定の職位でバーチャル・リアリティになんらか携わっていると推測しています。
四半期報告書によるとFacebookの人員は「2017年3月31日現在18,770人、前年比38%増加」で、これに対して仮想現実関連に関わってる人員ですが、Iribe氏からこんな発言があったそうです。
「マーク(ザッカーバーグ氏)と握手をしたとき、私たちは60人でした。それがいまや1000人以上になっています」(Iribe氏がロサンゼルスのUnity’s Vision Summitのメイン講演者として登場した際、Facebookの2014年の買収後のOculusの成長に関して)。
記事によれば、Facebookは個々のチームについては詳細を公表していませんから公式な情報ではないものの、Iribe氏が公の場でホラを吹かない限り、Facebookの全従業員数に対して5.3%程度がVRやAR、複合現実(MR)に携わっている計算になる、という具合です。
冒頭に例示した通り、Amazonはその後のCESでインテル入ってるならぬ、「Alexa全部入り」という展開を開始しました。Echoは800万世帯に入り込み、ディスプレイ付きのEchoが6月にお目見えするそうです。この戦略が本当にうまくいけば、数年後にはこういう端末を通じてAlexaというエンジンが私たちの生活サポートに回ることになるでしょう。
さて、この人員配置がAmazonの再来となるのか。VRやARに懐疑的な人たちの意見も含めて楽しみです。
via Upload VR
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