Games Beat Summitで語られたARの未来:ポケモンGoと500ドルのARグラスの可能性

by VentureBeat ゲストライター VentureBeat ゲストライター on 2017.5.25

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左からDeak Takahashi氏、Ralph Osterhout氏、John Underkoffler氏、John Hanke氏
Above: From left to right: Deak Takahashi, Ralph Osterhout, John Underkoffler, and John Hanke.Image Credit: Michael O’Donnell/VentureBeat

現時点で一般消費者向けの拡張現実(AR)グラスを作成することは可能だ。しかし、少なくとも500ドルはするだろう。

拡張現実グラスはARを使用して見る人の視界を妨げることなく、実世界のデータやその他の情報を投影できる。一般の人が個人のハードウェアを購入する前にはクリアしなければならない技術的な面、倫理的ないくつかのステップがある。これはカリフォルニア州バークレーで開催された今年のGamesBeat SummitでのARの将来に関するパネルで論議されたテーマの1つであった。

パネリストは「消費者にとって理想的なAR体験とは何か」について話した。Osterhout Design GroupのCEO、Ralph Osterhout氏によると、ARとバーチャルリアリティ愛好家の共通の願いであるStar Trekのホロデッキを再現するという考えは非現実的なのだそうだ。彼はそれが 恐ろしく高価であり、コストはすぐには下がらないと言っていた。

Osterhout氏はARメガネの融通性に期待を持ち、ホロデッキよりもその先を見ている。Osterhout社では2700ドルもする高級ARグラス「Rシリーズ」を製造販売している。

ポケモンGoを制作したNiantic LabsのCEOであるJohn Hanke氏は、200ドルが流通するのに最適な価格と考えていた。Hanke氏は価格について次のように話している。

「Ralph氏が最新のメガネを200ドルで販売することができれば多くの人がそれを買い、普及のきっかけとなるでしょう。またゲームデザイナーは驚くべき経験を提供できるはずです。究極のハードウェアを作り上げることに固執する必要はないと思います。すでに基本的な技術は取得しており、それらの「技術的な」制約内で開発が可能なのです」。

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Above: ODG augmented reality smartglasses at CES 2017. Image Credit: Dean Takahashi

しかしOsterhout氏が主張したように、その価格で販売することは奇跡に近い。

「Samsung Galaxy S8には、Snapdragon 835クアルコムプロセッサが搭載されています。現在作られているメガネにはこの835を使用しています。約1000ドルの最高性能スマートフォンに含まれているのと同じものがグラスに使われているのです。違いといえば2つのディスプレイとそれぞれのディスプレイが指の爪のサイズであることです」。

彼は後に次のようにも述べている。

「技術は存在します。しかし無料のランチなどは存在しません。高性能のスマートフォンを小さな機器のスクリーンに詰め込んでそれを無料でくれ!とは言えません。誰もがフェラーリを持ちたいと思っている。しかし現実にはプリウスを運転しながらフェラーリができること全てを実現することはできないということです。眼鏡の価格は200ドルに下げられるか? 正直に話します。それを出来る人がいたら私に会いに来てください。採用しますのでついて来てください」。

しかし、Osterhout氏は希望を捨てたわけではない。実際彼は質の高いAR体験を提供する500ドルのグラスを作ることができると考えている。実現可能にするためには、数千万個のグラスを作って売る必要がある。これが制作費を下げる唯一の方法である。

そしてグラスを公衆で身に着ける際のプライバシーに関する懸念に対処しなければならない(Google Glassのbackashが過去問題になったように)。Oblong Industries CEO のJohn Underkoffler氏はこんな風に話していた。

「すでに2、3歩先行しているサイエンスフィクションが実際に役立つようになるんじゃないですか。ちょうど数分前にSF作家のEliot Peper氏が言ったように、それが期待する結果なのかそうでないのかは別として最先端の技術は現実のものとなるのですから」。

プレゼンテーションは楽観的な雰囲気で終わった。GamesBeatのリードエディタで今回モデレートを担当したDean Takahashi氏は、ふざけた調子で「ポケモンGo10」が高度なAR技術と合わさるとどうなるかをHanke 氏に尋ねた。

「ポケットモンスターが実際に存在するように感じられると思いますよ。まるで彼らが一緒にいるようになる。いずれは彼らと友達になり、あなたの子供たちは彼らを家に持ち込み、ペットのようにするでしょう。そこまでの技術の道のりは楽しいものになるに違いありません」。

【原文】

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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