「Androidの父」Andy Rubin氏が支援するAIホームアシスタント「Lighthouse」が1700万ドルを調達

by Khari Johnson Khari Johnson on 2017.5.27

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Above: Lighthouse atop its mount. The device includes a camera visible in this shot. Above that is the 3D sensor and a night vision/Image Credit: Lighthouse

「Lighthouse」という新しいAIアシスタントがデビューした。既存のAlexa、Cortana、Google Assistantなどの競合で、家庭内の活動モニタリングができるコンピュータビジョンを使うことで差別化を図ろうとしている。

2015年の設立以来、Lighthouseは静かに活動してきた。同社は本日(編集部注:原文掲載日は5月11日)、Eclipse Venturesをリードに、Playground Venturesも参加した投資ラウンドで1700万ドルの資金調達を完了したこともあわせて発表した。LighthouseはPlayground Venturesのオフィス内に拠点を置いており、30名の従業員が働いている。Andy Rubin氏はAndroidの共同開発者で、インキュベータ「Playground Global」とスタートアップ企業らのためのオフィススペースを創設した。同社の3億ドル規模の投資ファンドは2015年に調達完了している。

競合のAlexaやCortanaとは違い、Lighthouseは音楽を再生したり冗談を言ったりすることはできない。しかしLighthouseの説明によると、他社製品はユーザが自宅にいる時に使われるのに対し、Lighthouseはユーザが外出中に自宅の状況をモニタリングできるよう設計されているという。

簡単なコマンドを音声か文字で入力すれば、自分が仕事で家にいない時でも子供がいつ家に帰ったか、家で走り回ったり、猫や子供が花瓶を壊してしまったりしていないかを知ることができる。もしまだ10代の子供が内緒で恋人を連れ込んだ時には、Lighthouseはそれを検知してアラートを送り、スピーカー越しに二人に話しかけられるよう回線をつないでくれる。

このデバイスは、共同設立者のAlex Teichman氏とCTOのHendrik Dahlkamp氏が開発した。二人はスタンフォード大学の同級生で、早い時期から3Dセンサーと自動運転車技術に取り組んでいる。

Dahlkamp氏はGoogle Xの元エンジニアであり、彼が他のメンバーと共同で製作した自動運転車はDARPA Grand Challengeで優勝を果たしている。

「私たちはLighthouseを支える技術、特に3Dセンシングとディープラーニングにかなり精通しています」

とTeichman氏は語る。

Lighthouse内部の3Dセンサーは、自動運転車と同じ技術を使って人やペット、子供、そして他の生き物や物体を識別できる。

自然言語処理などのAIは社内で構築されたもので、文字入力と音声入力の両方に対応している。Lighthouseのアプリケーションから音声やテキストで命令すれば、不審な侵入者であろうとソファに寝そべる犬であろうと、Lighthouseの視界に入るものなら何でもモニタリング対象としてアラートをセットすることができる。また、ビデオに映った人々はそれぞれ違った色で表示して区別される。

Lighthouseのコンピュータビジョンの利用料として、最初の1年間で399米ドル、3年間で499米ドル、5年間で599米ドルのプランがある。1年経った時点で満足できなかったユーザは差額の払い戻しを受けることが可能だ。

Teichman氏がVentureBeatに語ったところによると、ユーザが明示的に許可しない限りLighthouseが勝手に顧客データを収集することはないという。利益を得るためにPinterestやAmazonの画像検索のついでにeコマースの商品を勧めてくるようなこともない。

彼はこう続ける。

「高いスカーフを売ったりはしません。私たちはそうした目的で生まれた企業ではありませんので。きちんとした利用料をいただいて、対価として優れたAIサービスを提供することに徹しています」。

様々なAIインテリジェントアシスタントがしのぎを削るこのタイミングで、Lighthouseは登場した。Microsoftは同社のアシスタントサービスであるBot Frameworkのアップデートと新しいCortana Skills Kitを発表している。

また、Skypeのビデオボットも新たに登場した。今週月曜日には、Harman KardonからInvokeというスマートスピーカーが今秋発売されるという発表も出ている。この製品はCortanaを搭載する予定だ。火曜にはAmazonがEcho Showを発表した。Alexa対応のスマートスピーカーから電話やメッセージの送信が可能になるという。

今日はMicrosoftが年に一度開催するデベロッパーカンファレンスの「Build 2017」が開催予定で、Cortanaについて何らかの新しい発表があるものとみられている。Googleが来週開催するI/Oカンファレンスに向けて発表の準備が進められている可能性もある。

今回の1700万ドルの資金調達はEclipse Venturesがリードしたが、他にもPlayground Global、SignalFire、Startがこのラウンドに参加している。また、スタンフォード大学人工知能研究所のディレクターのSebastian Thrun氏もラウンドに参加した。現在、Lighthouseには30人の従業員がいる。

【原文】

【via VentureBeat】 @VentureBeat

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