最新ファッションをO2Oでネット販売するインドのFynd、Rocketshipから50万米ドルを調達

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Fynd 設立者チーム
Image credit: Fynd

インド・ムンバイを拠点とする O2O ファッション e コマーススタートアップの Fynd は、シリコンバレーを拠点とする VC 企業の Rocketship より、フォローアップラウンドで50万米ドルを調達した。これにより、シリーズ A ラウンドからの資金調達総額は100万米ドルとなった(社名は同じだが、シンガポールのオンデマンドモバイルデバイス修理プラットフォーム企業の Fynd と混同しないように)。

先月にも同スタートアップは Venture Catalysts より50万米ドルを調達している。

Fynd は今回獲得した資金を、テクノロジーの基盤強化、オペレーションの最適化、さらには顧客サービスや戦略の向上に活用する予定。VC 企業が持つデータマイニングやマシンラーニングの専門知識を活用し、ファッション e コマース業界の有名企業として成長していくとみられる。

共同設立者の Harsh Shah 氏は次のように述べた。

Rocketship は、Fynd を次なる成長の高みに引き上げてくれる相手として最適です。当社データの定期的なモニタリング、競合や市場との比較、インサイトの共有により、新たな価値の創造につないでくれるでしょう。

同社は今回のシリーズ A ラウンド以前にも最近、Snapdeal の元 CPO(最高製品責任者)Anand Chandrasekaran 氏、Rajiv Mehta 氏(Arvind Sports Lifestyle の CEO)、Ramakant Sharma 氏(Myntra の元エンジニアリング部門 VP 兼 Livspace の共同設立者)から投資を受けている。

Shah 氏、Farooq Adam 氏、Sreeraman MG 氏によって設立された Fynd はファッション e コマースプラットフォームの会社で、最新の店内ファッションをネット通販で提供している。衣類、フットウェア、ジュエリー、アクセサリーなど様々なカテゴリーの製品を国内有数のブランドから直接仕入れている。Fynd によると、同社の統合システムによって4~6時間以内での迅速な配送が可能になっているほか、製品の品質は完全に保証されているという。

現在アプリとウェブサイトに350万点を有しているが、さらに350万点をまもなく展開する予定だという。

Rocketship はデータサイエンスとマシンラーニングを活用し、根本的で持続可能な成長の原動力で顧客企業を支援している。設立者の Venky Harinarayan 氏と Anand Rajaraman 氏はかつて、Kosmix というソーシャル検索およびデータのスタートアップを設立した(2011年に Walmart により買収)。2人はそのほか、検索スタートアップの Junglee もローンチし(1998年に Amazon により買収)、後に Amazon のメカニカルターク開発で中心的な役割を果たした。

【via e27】 @e27co

【原文】

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