Plug and Play Indonesia、アクセラレータ第1期に選ばれたスタートアップ11チームを発表

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Plug and Play Indonesia 第1期に選ばれた10チーム
Image credit: DailySocial

シリコンバレーに拠点を置くスタートアップアクセラレータの Plug and Play Indonesia(PNP Indonesia)は、第1回のプログラムへの参加が認められた11組のスタートアップを発表した。選ばれた11組の企業は同アクセラレータの施設を利用することができ、アーリーステージ資金として5万米ドルが与えられる。

これらのスタートアップは2ヶ月間の厳しい選考プロセスを通過している。インドネシア国内からは大ジャカルタ都市圏、バンドン、ジョグジャカルタ、バリ島に加えて、国外のシンガポール、香港、インド、ブラジル、およびドイツに及ぶ400社以上のスタートアップが応募した。3月のピッチにあたり50組まで絞り込まれた。

ピッチでは、チームのプロフィール、ビジネスモデルトラクション、そして財務計画について説明が求められた。ステージ通過後は、PNP Indonesia、PNP Asia Pacific、PNP Silicon Valley、PNP Indonesia パートナー企業の代表者の前でのピッチに進んだ。

選考を通過したすべてのスタートアップは、企業とのコラボレーション、およびアーリーステージ資金として5万米ドルが与えられた。また、様々な分野をカバーする60人のメンターによる1対1のメンタリングプログラムが3ヶ月間提供される。加えて、Rework がジャカルタ市内クニンガンで運営するコワーキングスペースを利用することもできる。

PNP Indonesia アクセラレータの責任者を務める Nayoko Wicaksono 氏は、月曜に次のようにコメントしている。「設立からの期間の長さは問いませんでした。むしろまだ、数ヶ月の若いスタートアップにも関わらず、大きなトラクションがあることを重視しました。チーム自身の経験も考慮しています。彼らの成長を支援するのが私たちの役目です。」

今回選ばれたスタートアップは以下の11組だ。

1. Dana Didik:経済支援が必要な学生と支援者をつなぐクラウドファンディングプラットフォーム。投資金額は5万インドネシアルピア(3.7米ドル)から。このプラットフォームはプロダクションシェアリングシステムを前提としているため、金利がかからない。

2. KYCK:シンガポールに本拠を置くスタートアップで、金融サービスプロバイダが顧客確認(KYC:Know-Your-Customer)のプロセスを実施できるようにしている。

3. Otospector:中古車検査サービスを提供するプラットフォーム。経験豊富な技術者による中立で客観的なレポートを作成し、eメールで送付してくれる。

4. Bustiket:バス乗車券のオンライン予約プラットフォーム。現在はAndroidアプリから利用可能。ジャワ内の都市間バス運行業者70社と提携している。

5. Karta:バイクに広告を掲載する「革新的な」プラットフォーム。バイク所有者が走行距離に応じて収入を得ることができる。

6. SayurBox:生産者から直接野菜を購入できるeコマースプラットフォーム。2016年7月に設立され、西ジャワ州の22の農家や農業団体とパートナーシップを結んでいる。

7. Brankas:携帯からの送金、予算管理、および銀行口座の管理ができる財務管理プラットフォーム。

8. Astronaut:ビデオのセルフィーを録画して、就職面接を簡単にしている。シンガポールに本拠を置く。

9. Bandboo:保険を扱うシンガポールのフィンテックスタートアップ。ユーザは保険会社に行かなくても保険を利用できる。

10. Wonderlabs:デザイナーやエンジニアが仕事を受注できる求人ポータル。2015年にジョグジャカルタで設立された。

11. Toucan:eウォレットのバーチャルプラットフォーム。銀行口座を持たない人に向けたソリューションなど様々な金融サービスと統合されている。

【via DailySocial】 @DailySocial

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