銀行とフィンテック・スタートアップとの連携においては、従来は参照系 API を使ったサービスに終始していたが、finbee はアプリ側から銀行の口座データを書き換えに行く更新系 API を使ったサービスとして業界初の存在。更新系 API まわりでは、マネーフォワードが今年3月、住友 SBI ネット銀行、みずほ銀行、三井住友銀行と API 連携し、「MF クラウド経費」から企業が社員の口座に経費をワンクリックで振込依頼できるサービスを開始したほか、三菱東京 UFJ 銀行が更新系 API の開放を発表している。
第2回目となる今年は5月18日(木)、昨年同様にタイムズスクエアにある Microsoft で行われた。「The destination for Japan Inspired Innovators」(日本に影響を受けたイノベーターたちの場所)というサブタイトル通り、今年も日米のアントレプレナー、投資家、会社員、学生ら約300名が来場した(人数は主催者発表)。
ビジネス書『Rules of Thumb ー Truths for Winning at Business Without Losing Your Self 』の著者でもあるウェバー氏。日本では、『魂を売らずに成功するーーー伝説のビジネス誌編集長が選んだ飛躍のルール52』も販売されている。 Image credit: Kasumi Abe
まず「アフターヌーン・キーノート」として登壇したのは、ビジネス雑誌『Fast Company(ファストカンパニー)』の共同創刊者、および編集長である Alan Webber (アラン・ウェバー)氏。同氏は創業前の1980年代、『Harvard Business Review(ハーバード・ビジネス・レビュー)』のマネージングエディターをしていた経歴も持つ。
ウェバー氏は、「Where do Great Ideas Come From?」(よいアイデアはどこからやってくる?)をテーマに、アイデアを生み出すヒントについて語った。同氏は1989年、3ヵ月のフェローシップ・プログラムで来日しており、孫正義をはじめとする約300人の起業家やビジネスマンにインタビュー。「ちょうどバブル景気に湧いていた時代の日本を体験し、多くの成功者の声を聞けたことは、私のその後の人生を変え、雑誌創刊にも良い影響を与えた」と話した。
またこの日は、『Fast Company』や『Harvard Business Review』で学んだことを元に出版した『Rules of Thumb ー Truths for Winning at Business Without Losing Your Self』( ルールズ・オブ・サムー自分を見失わずにビジネスで勝つ52の真実)から、いくつか成功の秘訣をシェアした。一部をここで紹介する。