自動的に資産運用してくれるロボアドバイザー「WealthNavi」を提供するウェルスナビは4月28日に預かり資産残高が100億円、申込件数が1万8000口座に到達したことを公表している。2016年7月のサービスインから約9カ月の達成で、年金不安や退職金減少による資産運用ニーズの高まりが数字に現れた形となる。
WealthNaviは資産運用アルゴリズムを用いた自動的な国産分散投資を実現するサービス。中長期に安定した資産形成を求めるユーザーに対して適切なポートフォリオを提案してくれる。手数料は預かり資産の年率1%のみで、運用方法についてはホワイトペーパーなどを通じて公開している。
この預かり資産残高は入出金の累計額の差額を示しており、同社が提供するWealthNaviの他、提携している他事業社とのサービス「WealthNavi for SBI証券」、「WealthNavi for 住信SBIネット銀行」も含めての合計値となる。
ウェルスナビ代表取締役の柴山和久氏によれば、サービスイン当初より予想していた20代から50代の労働現役世代を中心に堅実な資産運用へのニーズが顕在化しつつあり、今回の預かり資産の数字に結びついたということだった。
また、フィンテック・ブームの影響もあって金融機関の関心度が予想以上に強く、個人向け金融サービスの進化が加速度を増しているのも今回の結果の背景にあると実感しているそうだ。
同社では引き続きエンジニア・ドリブンでのサービス、組織づくりを推進するという。
Source:PRTIMES
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