上海拠点のバイオテック企業InventisBio(益方生物)、がん治療の新薬開発に向けシリーズBラウンドで1,900万米ドルを資金調達

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biotech via Flickr by MiraCosta Community College

上海を拠点とし、新薬の発見と開発に取り組んでいるバイオテック企業の InventisBio(益方生物)は、ヘルスケアとライフサイエンスが専門の投資企業 OrbiMed Asia Partners がリードしたシリーズ B ラウンドで1,900万米ドルを調達した。このラウンドには、上海を拠点とする Lilly Asia Ventures(礼来亜洲基金)も参加した。

同社の共同設立者、会長兼 CEO の Yaolin Wang(王耀林)博士は次のように話している。

この投資によって、フェーズ1の治験での製品開発が加速されるでしょう。

当社の目的は、中国だけでなく世界の患者に恩恵をもたらす新薬を開発することです。OrbiMed Asia および Lilly Asia Ventures との戦略的な提携によって、世界の製薬市場で当社の将来の成長に向けた堅固な基礎が固められるでしょう。

このバイオテック企業は以前、2015年に Beautiful Mind Investment Management リードによるエンジェル投資、2016年5月には Lilly Asia Ventures と SinoPharm Capital(国薬資本)リードによるシリーズ A ラウンドで資金を調達しており、総額は1,100万米ドルにのぼる。

InventisBio は、かつて Merck と Schering-Plough で勤務し、腫瘍学、代謝学、感染症の領域での様々な薬剤発見プロジェクトを統括していた Wang 博士と複数の科学者によって設立された。承認待ち製品には、肺がん、乳がん、痛風の治療を標的とする小分子候補薬剤などがある。他にも、様々ながんの兆候発見に向け、PD-1抗体など、免疫腫瘍標的療法と組み合わせることのできる薬剤も積極的に開発している。

現在、中国と米国で展開している InventisBio には、がんと痛風治療の分野で4つの候補薬がある。このうちの3つは、2017年に米国と中国でフェーズ1の治験に入る予定だ。

OrbiMed Asia(奥博資本)の共同設立者兼シニアマネージングディレクターの Jonathan Wang(王健)博士は次のように述べている。

「世界のために中国で開発」は、この業界のトレンドになると思います。そして InventisBio はこのトレンドを主導するに相応しいポジションにいます。

Wang 博士は InventisBio の取締役になった。

Lilly Asia Ventures のマネージングパートナー Fei Chen(陳飛)博士は次のように述べた。

InventisBio の承認待ち新薬は、中国および世界でまだ満たされていない医療ニーズへの対応に向け、治療面で大きな可能性を秘めていると信じています。

【via e27】 @e27co

【原文】