InstagramはFacebookに比べて最大400%のエンゲージメントを提供、セレブやエンタメに強い【Socialbakers調べ】

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Image Credit:Socialbakers

これはプラハで開催中のSocialbakersのイベント「Engage」で明らかにされたもので、創業者のJan Rezab氏はソーシャルメディアプラットフォームの最新データ調査結果を披露した。

FacebookとInstagramの1440億件のエンゲージメントデータを調査したところ、両方のプラットフォームでメディア、有名人、エンターテインメント、ブランド、コミュニティアカウントの参加率に大きな差があることが判明している。

このデータからみると、Facebookは意外なことにニュースに重きを置いているプラットフォームであることがわかる。メディアアカウントとのエンゲージメントはコミュニティグループの2倍であり、セレブリティやエンターテイメントのアカウントはそれぞれ3位と4位だ。この結果にショックを受けるだろうか?実はブランドはこのプラットフォーム上ではほぼ影響力がないことが分かる-メディアよりも10倍から12倍も低い数値になっているのだ。

一方でInstagramで最も重要なのはニュースプラットフォームではなく、メディアはエンゲージメントとしては最後尾につけている。やはりセレブリティが強く、この写真およびビデオ共有プラットフォームでのセレブリティのエンゲージメント率は、Facebookの3.8倍となっている。ブランドもFacebookより強く、エンゲージメントは4倍もの差がある。

Instagramは「エンゲージメント王者」としての評判にもかかわらず、2010年の開始以降、その道のりは平坦ではなかった。プラットフォームを活用した小売業者がその強烈なエンゲージメント率を楽しんでいたことも含めて多くの成功を収めたが、一方でフィードアルゴリズムの導入に伴う損失や、物議をかもすような高頻度での広告挿入などに苦しむこともあった。レポートによるとInstagramはSnapchatよりも広告主に好まれている傾向があるそうだ。現在、Snap社はこのすぐに消えるメッセージングアプリをブランドに対して無償で提供しているにも関わらず、である。

ここで注目すべきことは、Socialbakersの集計結果では、同じ時間軸でInstagramのインタラクションがFacebookよりも120億回少なかったということだ。Facebookは、Instagramの7億人に対して月間アクティブユーザー数が約20億人であることを考えると、もっと飛躍的に差が生まれていてもおかしくない。これがどういう意味を持つのだろうか?

正確に言うのは難しいが、この数字が示唆していることの1つは、Instagramのシンプルなエンゲージメントメカニズムーーつまり写真の「真ん中」をダブルタップするアクションーーがアプリのエンゲージメント率を高く保つのに役立っているのだろうということだ。

もちろん、Socialbakersの最新のエンゲージメントデータに関してはもうひとつ留意しておくべき重要なポイントがある。それは何れにせよ、Instagramの親会社であるFacebookが優っているということだ。

【原文】

【via VentureBeat】 @VentureBeat

Translated by MachineTranslation+Conyac

 

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