クラウドソーシングプラットフォームを運営するランサーズは6月1日、同社で働くことを副業とする「タレント社員制度」の開始を発表した。本取り組みは4月19日の記者会見で発表された、個人の才能と仕事のマッチングにより生産性を高める「Open Talent Platform(オープン·タレント·プラットフォーム)」構想の第一弾。
「タレント社員制度」は、個人がこれまで培ってきた経験や専門スキル、人脈を一定スキルとして可視化し、ランサーズの社員として採用する仕組み。同社に確認したところ、雇用保険等については週三日以上勤務するかどうかでランサーズ側が負担するのか、自分の所属する企業(もしくは個人)が負担するのかが決まる。業務委託契約ではなくあくまで社員としての採用にこだわったそうだ。
プロジェクトを通して、同社は複数の仕事を個人が積極的に実施していく環境づくりを目指している。まずは1人目として、複業研究家でHARES代表取締役の西村創一郎氏を社員として迎える予定。
今後は同社内に「オープン・タレント推進室」を創設し、自社で得たノウハウを複(副)業に積極的な企業に対して提供するコンサルティング・ビジネスなども計画している。
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