資産管理アプリ「Moneytree」を運営・展開するマネーツリーは21日、同サービスの英語版をオーストラリア市場でサービス開始したと発表した。モバイル版は Google Play およびオーストラリア向けの iTunes Store からアプリをダウンロードすることができるほか、ウェブ版も利用可能。対応金融機関及びサービスは、銀行口座、ポイント、クレジットカード、証券口座となっている。
マネーツリーの社員の多くは、創業者で CEO の Paul Chapman 氏をはじめ多国籍な顔ぶれで構成されており、これまで日本国内にのみフォーカスしてサービスが提供されていたのが不思議なくらいだった。今後はオーストラリアを皮切りに、Moneytree を英語圏に普及させるほか、同社の金融インフラプラットフォーム「MT LINK」についても、オーストラリアの金融機関や会計機関などに提供・連携を図っていきたいとしている。
マネーツリーが今年3月に実施した総額10億円の資金調達(ラウンドは不明だが、タイミング的にはシリーズ B ラウンドに相当する)にはイギリスの大手運用会社 Baillie Gifford が参加しており、Paul Chapman 氏は
東京を拠点とし、デジタル画像のコンテンツ流通技術を開発する Pulit は21日、プレシリーズ A ラウンドで資金調達を実施したと発表した。調達先や調達規模は明らかにされていないが、関係者によれば、このラウンドに参加したのは、同社の事業内容にシナジーが期待できる広告系の CVC 1社と IT 系の事業会社1社とのこと。調達金額は明らかになっていないが、数億円前半と見られる。今回の調達は、Pulit…
東京を拠点とし、デジタル画像のコンテンツ流通技術を開発する Pulit は21日、プレシリーズ A ラウンドで資金調達を実施したと発表した。調達先や調達規模は明らかにされていないが、関係者によれば、このラウンドに参加したのは、同社の事業内容にシナジーが期待できる広告系の CVC 1社と IT 系の事業会社1社とのこと。調達金額は明らかになっていないが、数億円前半と見られる。今回の調達は、Pulit にとって、2016年8月に実施したシードラウンドでの5,000万円の調達に続くものだ。
Pulit の開発した「超流通」のスキームでは、コンテンツホルダーや製作者が配信したい映像を Pulit のクラウド環境にアップロードすることで、その映像のカバー画像に専用の電子透かし(Robust Image Watermark)が埋め込まれ、ダイレクトアクセスリンク(URL)が発行される。ユーザはこのダイレクトアクセスリンクをクリックすることで、パソコンやスマートデバイス上で OS ネイティブのプレーヤーが起動され映像が視聴できる。DRM 制御も機能するので、コンテンツホルダーや製作者が設定した条件に基づき、ローカル環境に動画を保存したり、再閲覧したりすることも可能だ。
Pulit CEO の K.W Lee 氏によれば、Pulit を導入することでコンテンツホルダーは自社コンテンツの直販が可能になるためトップティアコンテンツを流通させやすくなり、また、ニッチコンテンツも流通に乗せやすくなるので、ロングテイルの市場も生まれやすいだろうと期待している。彼は、今後は全国にある民放各社との提携、まんが・小説・雑誌のマイクロコンテンツ・絵本・写真などのコンテンツ分野にも事業展開していきたいと語った。
日本における動画コンテンツの IP ホルダーは突き詰めると3社に行き着くらしく、つまるところ、この3社を口説き落とすことができれば、Pulit はこの分野におけるドミナントになり得るようだ。詳細は明らかになっていないものの、今回の資金調達先はこの戦略に密接に関係しているものと考えられる。
<ピックアップ> Baby food delivery service Yumi launches with $4.1 million in seed funding 市販のベビーフードはいくつもあるが、よりヘルシーな選択肢を求める両親のために立ち上げられたのがフードデリバリーサービスの「Yumi」だ。TechCrunchとWall Street Journalの元記者が立ち上げた。 毎度、フード…
あらためて解説すると、Mobike はサービス提供都市に対し、自転車およびモバイルアプリなどのテクノロジープラットフォームを提供している。車体の耐久性を確保し、多大な修理コストを回避するため、Mobike の自転車はチェーンレスだ。スポーツ仕様のパンクフリーのエアレスタイヤを装備し、錆びないアルミフレームを使用している。自転車のロックを解くには、利用者の携帯端末で QR コードをスキャンする。
これまでに同社は3億2,500万米ドルの資金を調達している。今年1月には Tencent(騰訊)がリードしたラウンドで約2億1,500万ドルを調達した。これまでの主な投資家としては、Foxconn(鴻海/富士康)、Temask、Sequia Capital がいる。