各社は現在、ラウンドに向けた資金を確保するプロセスにあるため、実際にどれほどの金額を調達したかは公表されていない。Startup-O の CEO である Anuj Jain 氏は Tech in Asia に対し、今回の資金は当面はシード投資だが、今後スタートアップ各社はさらに多くの外部投資家とつながるようになると話している。
CT スキャンされたデータを集め 3D の人体モデルを作り、それを集積することで医療 VR データベースができあがる。例えば、「60代男性前立腺がん」というキーワードで検索すると、それにマッチした症例の 3D イメージを取り出すことができ、医師が類似症例の診断の参考にしたり、外科手術をする際のトレーニングに使ったりすることができるだろう。想定されるユースケースは、手術前のカンファレンス(手術計画)、医療スタッフ間での手術計画の共有、若手医師や学生などへの教育、患者への説明など。病院には VR ビューアーを提供し、患者の同意を得て集めたデータを、医科系大学や製薬会社などに販売するビジネスモデルを想定している。