寿命が100歳になると言われる時代になりました。
日本は超高齢社会を迎える日本では、2035年に総人口に占める高齢者の割合が33.4%となり、3人に1人が高齢者になるという推計も出ています(出典:厚生労働省 国立社会保障 人口問題研究所)。
人々が100歳まで生きられる時代になれば、さらに超高齢社会が進んでいくことになります。高齢になることのリスクに認知症の発症率が増加することが挙げられます。日本では、65歳以上高齢者の約15%が認知症になるというデータもあり、さらに年齢が上がっていくごとに発症率は上がっていきます(出典:国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター)
寿命が伸びるということは、認知症とどう付き合っていくのかも考えていかなければならないはず。リンダ・グラットンが著した『LIFE SHIFT─100年時代の人生戦略』では、長寿社会における人生戦略について言及されていますが、戦略を立てていくためにも予想されるリスクに備えていくことが必要です。自分は認知症にならなかったとしても、身近な人が認知症になる可能性は高いのですから。
世界を見渡してみると、こうした課題を解決しようとする動きが見られます。AIやVR、IoTといったテクノロジーを活用して、認知症をケアするソリューションが登場してきています。テクノロジーやスタートアップが、認知症という私たちがこれから先向き合っていかなければならない「課題」に対して、どうアプローチしているのか。私たちは、この先どう未来に備えていったらいいのか。みなさんと共に考えていきたいと思います。(担当エディタ:モリジュンヤ)
課題を通じて企業が出会う「Lab.」6月テーマは認知症ケア

THE BRIDGEでは今年から渋谷の拠点「X」にて会員向けのオープンイノベーションプログラム「Lab.」を展開してきました。2Q(4月から6月)の企画にはパートナー企業として22社のみなさまにご協力いただき、参加条件となるTHE BRIDGE会員の数は965社になっております。
2Q参加パートナー(50音):日本アイ・ビー・エム(BlueHub)、アイ・マーキュリーキャピタル、朝日メディアラボベンチャーズ、アマゾン データサービス ジャパン、Infinity Ventures、インテリジェンス(eiicon)、DGインキュベーション(OpenNetworkLab)、グローバル・ブレイン、KDDI(KDDI ∞ Labo)、YJキャピタル(CodeRepublic)、新日本有限責任監査法人、損害保険ジャパン日本興亜、電通、東急電鉄、PR TIMES、プライマルキャピタル、Bloom&Co.日本マイクロソフト、Mistletoe、三井住友フィナンシャルグループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ、ユナイテッド(22社)
6月は冒頭の課題提起の通り、認知症ケアに役立つテクノロジーをみなさんと一緒に考える場所を提供いたします。担当エディタは人の可能性を伝える「soar(ソア)」などを手がけるモリジュンヤさん。毎週木曜日のお昼12時からのレポートが3回、最終週の6月29日の夜7時からはオープンイノベーションの場としてピッチ&ミートアップ「Lab.Night」を開催いたします。
※Lab.Nightでは軽食とドリンクをご用意して、みなさまのご参加をお待ちしております。(参加費無料)
開催概要
- 目的:スタートアップと新しいアイデア・投資先を求める企業とのマッチング
- テーマ:6月は福祉・介護(特定テーマ/認知症ケア問題を解決するサービス)
- 日時:全4回(6月8日/15日/22日・6月29日はLab.Nightで夜開催)
- 場所:渋谷THE BRIDGE X(東京都渋谷区渋谷2−6−6 グッドモーニングビルディング5F
- 参加人数:昼:15社程度/夜:50名程度(会員のみ)
- 参加費:無料
詳細については参加確定した方にリマインドメールにてお送りいたします。会員でない方はこちらのフォームから申請をお願いします。なお、無断キャンセル等された場合は次回以降の参加をお断りすることがありますのでご注意ください。
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Cover Image Credit : @PexelsPhotos under CC0 license
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