Desktop Metal は2015年に創業。「エンドツーエンドの金属3Dプリンティングソリューション」を提供することで、製造業の変革を加速することを目指すと同社の発表資料は述べている。金属3Dプリントは、航空宇宙産業や自動車業界内で以前から存在していたが、コスト、スピード、質に取り組むことによって、このテクノロジーをよりアクセスしやすいものにすることにフォーカスしている。
MakerBot や Autodesk といた会社もまた、プラスティックでものづくりをするクリエイティブ向けに3Dプリントシステムをより利用しやすいものにしたが、金属は溶解温度がずっと高く、取り扱いの難易度がはるかに高い。それこそ、まさに Desktop Metal が解決しようとしている点である。
今年のはじめ、ボーイングは新型の 787 Dreamliner の部品を 3D プリントすることで、1機あたり300万ドルのコストを削減する計画があることを発表した。もし Desktop Metal が、より小さな規模のプロジェクトに取り組むエンジニアに対して同様の効率性を提供できるのであれば、製造業界の民主化が進展する可能性があるだろう。