Cerevoが中文名「速鋭波」で中国進出、JD Crowdfunding(京東衆筹)でプロジェクタ搭載ロボット「Tipron」のクラウドファンディングを開始

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JD Crowdfunding(京東衆筹)上でクラウドファンディング中の「Tipron」

<ピックアップ> Cerevo(速鋭波)正式開始向中国市場進軍、在京東衆筹平台啓動項目

日本のスタートアップによる台湾・韓国や韓国への進出事例は多くみてきたが、中国への本格的な進出はまだ少ないかもしれない。そんな中、IoT 家電スタートアップの Cerevo が中文名「速鋭波(普通話発音では、〝スー・ルェー・ボォ〟」)」で本格的な中国進出に着手、E コマース大手 JD.com(京東商城)系の JD Finance(京東金融)が運営する「JD Crowdfunding(京東衆筹)」上でクラウドファンディングを始めた。現在、Cerevo の製品の中では唯一、変形する映像プロジェクターロボット「Tipron」が出展されており、8月末日のクラウドファンディング終了の向け、本稿執筆時点で34名から支持が集まっている。

中国国家工商行政管理総合局の商標データベースから

中国政府の商標管理組織である国家工商行政管理総合局の商標データベースによれば、Cerevo の中文名は昨年12月に申請されているので(同社によれば、登録完了は今年4月とのこと)、少なくとも半年以上前から、同社は着々と中国進出の準備を初めていたことがわかる。世界中のさまざまな国際カンファレンスに出展し、メディアに取り上げてもらうことで認知度を上げ、日本国外からも多くのファンを獲得するのが同社の戦略だったわけだが、中国向けのマーケティングチャネルにクラウドファンディングが新たに加わることになる。なお、同社はこれまでにも、スマート鍵スイッチの「Hackey」を Indiegogo に出展するなど、欧米向けにもクラウドファンディングを活用している。

via 鴕鳥創投媒体

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