SaaS スタートアップ Black Lake(黒湖科技)は、1,000万人民元のシリーズAラウンドを完了したと発表した。同社はIoT、モバイル、データソリューションを活用した製造業の再構築を目指している。このラウンドは GGV(紀源資本)がリードし、Black Lake のエンジェル投資家である Zhen Fund(真格基金)と China Growth Capital(華創資本)が参加した。同社は2016年初めに設立、100万米ドルのエンジェルラウンドを同年6月に完了している。
中国は製造業の近代化と第4次産業革命を推進しており、Black Lake もその一翼を担う。上海に本社を置く同社は、クラウドデータと監視・分析ソフトを連携させ、工場で収集されていたものの使い道がなかったデータを有効活用している。データにより製造各社は設備の稼働と生産プロセスの最適化方法をより深く理解できるようになる。
Black Lake の CEO である Zhou Yuxiang(周宇翔)氏は、2015年に勤め先であった金融会社を退職し、自身の会社を立ち上げた。
Zhou 氏は 36kr(36気)に次のように語っている。
中国のマクロ経済全般の成長速度は緩やかになっており、労働コストが増加しているので、既存の製造各社は2つの大きな問題に直面しています。収益の伸びの鈍化と利幅の減少です。これまで私が見てきたクライアントの多くは、IT 技術を使って困難な状況から脱却したいという願いを日増しに強めていました。
Black Lakeのメンバーは、IBM、ABB、Foxconn(鴻海/富士康)、Ele.me(餓了麼)、Ctrip(旅程)、Morgan Stanley などの出身である。
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