iPadによるオフィス受付システム「RECEPTIONIST(レセプショニスト)」を提供するディライテッドは7月31日、累計受付が5万回を突破したことを発表した。
同サービスは5月時点で累計2万回だった受付回数を約2カ月間で3万回伸ばしたことになる。受付数の伸びに関しては「導入企業が順調に増加していること、導入企業内での全社利用が拡大していること」が要因と同社代表取締役の橋本真里子氏は話してくれた。
2017年1月に公開したRECEPTIONISTは、オフィス受付をクラウド化するiPadを使ったサービス。訪問者が受付のiPad上で操作をすると、Slackやチャットワークなどのコミュニケーションツールを通じて担当者を直接呼び出すことができる。3月にはエンタープライズ版の提供、5月には数千万円規模の資金調達を実施しており、6月にはInfinity Ventures Summit 2017 Spring KobeのLaunchPadにも登壇した。
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今回、オフィス以外にもフェイスネットワークの運営するシェアオフィス「GrandStory SENDAGAYA」へ導入が決定したこともあわせて発表した。異なる複数社への受付通知に関してはチャットワークのグループチャットを活用する。
通常、シェアオフィスの場合は内線システムを事業者ごとに個別に契約しなければならないため、やや負担が大きくなる。一方、同サービスを使うことにより個々の事業者の負担を減らし、シェアオフィス内で受付フローを統一をすることができる。
橋本氏の話によれば「一般企業以外にもシェアオフィスや士業の事務所、学校法人などの場所での導入も進んでいる」ということだった。
「医療法人や学校などは来客ボリュームでいえば内線を引くほどではないのですが、事務所や自席を離れている時間が一般企業に比べて多いです。チャットツールをスマホにいれたり、ガラケーであればメールで通知を受けたりすることで自席にいなくても来客対応ができる、といった利用がされています」(橋本氏)。
今後もコワーキングスペースやホールディングス企業にも導入を進めていく意向だ。
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