倉庫シェアリングと物流網マーケットプレイスの「souco」、東京海上と提携し包括補償サービスを提供

SHARE:

東京に拠点を置き、倉庫のシェアリング機能と物流マーケットプレイス「souco」を提供する souco は20日、東京海上日動火災保険と提携し、倉庫に保管中の貨物が被害を受けたり、搬送中に周辺物を傷つけたりなど、貨物の保管と物流にかかわるあらゆる包括補償サービス(ブランケット)を提供すると発表した。

souco は、ネットで倉庫を貸したい企業と借りたい企業を引き合わせるサービスで、〝小ロット〟〝短期間〟でも簡単に倉庫が借りられるのがメリット。一方、借主と貸主が頻繁短期的に変化するため、その需要に合ったオン・ザ・スポット的な保険の開発と適用が、サービスを始める上で急務とされていた。包括補償サービスの提供準備が整ったのを受け、souco は倉庫のシェアリングサービスを25日に首都圏から開始する。保険料は倉庫利用料に包含される。

souco は以前、ietty で企画担当部長をしていた中原久根人氏が、2016年7月に設立したスタートアップだ。165平方メートルから2週間単位で貸し借りできるようにすることで、倉庫を必要な時期に無駄なく借りられる。物流を必要とするサービス提供会社は需要に応じて配送経路を柔軟に見直すことができ、その結果、配送員の負担改善にもつながることが期待されている。

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する