拡張現実マーケットの最新動向:エンタープライズ向けのARスタートアップが60%増加

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VR ファンドが作成した AR 業界の概観
Image Credit: The VR Fund

バーチャルリアリティファンドは、第二四半期の拡張現実業界についてのまとめ情報を発表した。その調査内容によれば、さまざまなARテクノロジーに注力している企業は150にのぼるという。

ARとVR領域のスタートアップに投資することを目的に5000万ドルを調達したバーチャルリアリティファンドは、エンタープライズに特化したARの開発に注力している企業の数は第一四半期から60%増加していると発表した。

バーチャルリアリティファンドのコーファウンダー・ジェネラルパートナーの Tipatat Chennavasin 氏は次のようにコメントしている。

直近の第一四半期で、AR 業界は Facebook や Apple といった主要なプレイヤーによる大きな動きがいくつかあった。それによって、開発者の活動が非常に活発化し、マーケット内のカバーする領域も拡大することになった。こうした進展は、AR に対する関心の伸びを表しており、デバイスのインフラとソフトウェア開発ツールが主にそれを後押ししている。

今回のまとめを発表するにあたって、VR ファンドは2,000以上の企業を評価し、資金調達、収益、主流領域の取り扱い、または大きな提携といった面で一定の基準を満たしている企業が選出されている。

第二四半期の活動を見ると、デバイスのインフラと SDK ツールの開発といった部分が特に顕著であり、AR は業界として成長していることを示唆している。こうした取り組みによって、一般消費者とエンタープライズ向けのアプリの成長が今後さらに進むだろうと Chennavasin 氏はコメントする。

マイクロソフトのホロレンズと Google Tango が基盤を築き、開発者向けキットの配布は限定的ではあるものの、AR の力についてマーケットを教育する役割を担った。Apple の ARKit に応える形で、これらのプラットフォームは近い将来、さらに成長することが期待される。

Google の Tango の技術は、ユーザーの周囲の全空間を拡張する経験をもたらすことが可能であることを証明した。だが、現在の Androidエコシステム内の分断は、開発のスピードと Tango の幅広い適用のネックになるだろう。

Facebook のカメラプラットフォームとApple の ARKit の発表は、AR領域の活動と関心が急速に向上するきっかけになっている。特にコンシューマー向けアプリケーションの分野でその傾向が顕著だ。初期の開発者の反応をみると、Apple はこの AR プラットフォーム戦争において、主要な力となりつつあることが示されている。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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