自転車シェアリングスタートアップ初のIPO——2回の申請を経て、中国のYouon(永安)が上海証取に上場

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(編注:文中の Youon のウェブサイトへのリンクは、一部セキュリティソフトウェアでブロックされます)

中国で急成長中のバイクレンタル業界だが、江蘇省常州市のスタートアップである Youon(永安)が本日(8月17日)株式公開を行った。これはこの業界初の IPO となる。Youon 株は上海証券取引所で今朝から取引が開始され、公開直後の公募価格は1株あたり26.85人民元(約440円)であった。

「中国で初めて上場したバイクレンタル企業」という栄冠の裏で、IPOに向けた同社の歩みは紆余曲折に富んでいた。2015年に上場を申請したものの却下され、その後今年3月に再申請を行っている。しかし同社に対する知的財産権侵害の訴訟が起こされたため、IPOの手続きは申請から2ヶ月経って一時中断する運びとなった。この訴訟は江蘇省のビジネスマンである Gu Tailai(顧泰来)氏が起こしたもので、氏が保有するドックレス自転車の特許を使う権利を Youon が有していないと主張している。

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Youonは2010年に設立された。主なビジネスは、公共用途の自転車の販売、政府が出資する自転車レンタルプラットフォーム(ドッキングステーションを必要とするタイプ)の運営、そして民間投資家が支援するドックレスタイプの自転車レンタルサービスの運営となっている。

厳密に言えば、Youon はドックレスタイプよりも、ドックを使った自転車レンタルを主に展開している。2016年の数字では、ドックを使った公共用途の自転車シェア向けの販売(2億3,900万人民元=約39.4億円)と運営(5億3,300万人民元=約87.8億円)による収益が、会社全体の99.8%という非常に大きな割合を占めている。

2016年時点で、同社は公共向け自転車レンタルを400以上の都市で展開しているが、およそ半数は三級またはそれ以下の規模の都市だ。同社はユーザ数が2,000万に達するとしており、そのうち約750万人は Youon のオンラインプラットフォーム経由で登録したという。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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