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8月といえばドラマの再放送シーズンだが、今回はインターネット上で起きている。Snap や Instagram などのホットで新しいソーシャルメディアの勢いにおされて、若い世代の Facebook 離れが起きていると多くの人が騒ぎ出すドラマのことだ。
このドラマは最初に2013年に流れたものだ。当時マーク・ザッカーバーグ CEO は若いユーザーの伸びが期待してるよりも緩やかであることを認めた。この発言がきっかけで、ネット上には Facebook の終焉を予期するような記事があふれ出した。
葬り去られた! クールじゃない! ティーンのいない場所!
そんな不安は無用だった。2017年、Facebook は8億というとんでもないユーザー数を有している。
だが、eMarketer は21日、最近出したレポートにおいてこうしたティーンの動きについて再び言及している。
eMarketer は、アメリカにおける12-17歳、18-24歳の Facebook の月間ユーザーの予測を低減した。だが、同年齢層における Snapchat と Instagram の推測使用量はそのままか、またはより高く調整した。若いソーシャルネットワークユーザーは、他のプラットフォームを好む結果、Facebook から離れつつある。
eMarketer はレポートにおいて、Facebook の12-17歳のユーザー数は2016年に比べて3.4パーセント減少していると述べている。これは、年間のユーザー数が減少した二度目の例で、2015年から2016年にかけての1.2パーセントの減少率をさらに上回るものだ。さらに、12歳以下と18-24歳のユーザー数の伸び率も緩やかになっているとレポートは指摘している。
eMarketer のシニアアナリスト、オスカー・オロズコ氏は次のようにコメントする。
ティーンと10-12歳のユーザーは Snapchat と Instagram が移動する傾向にあります。どちらのプラットフォームも、この世代のコミュニケーション方法、つまり視覚的なコンテンツを使う方法をつかんでおり、この年齢層で成功しています。Facebook を離れていないユーザーも、この年齢層で Facebook に残っているユーザーは、ログインの頻度や滞在時間が少ないなど、エンゲージメントが少ない傾向が見られます。
ご存知の通り、Facebook は Instagram を2012年に買収している。eMarketer は、Instagram は2017年には23.8パーセント成長すると推測している。一方、Snapchat は今年初めの IPO 以来難しい時期を過ごしてているが、eMarketer が Snapchat の短期的なユーザー数の成長予測率を上方修正しているのは期待あふれるニュースだ。
(本記事は抄訳になります。)
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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