次世代の役者を輩出するサービス「mirroRliar」、アイドル応援アプリ運営のフォッグと映画制作のand picturesが公開

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写真左より阿部進之介氏、and pictures代表の伊藤主税氏、山田孝之氏/同社提供

アイドル応援アプリ「CHEERZ(チアーズ)」を運営するフォッグは8月1日、役者を目指す人を対象にした支援サービス「mirroRliar(ミラーライアー)」の公開を発表した。本サービスは映画制作を手がけるand picturesとの協業で、阿部進之介氏や山田孝之氏などの俳優も協力している。

同サービスでは役者になりたい人が知っておくべき情報やノウハウなどの学びを目的としたコンテンツを提供する。動画を使った演技のワークショップや監督・脚本家などのコラムコンテンツ、短編映画や公開が終わってしまった映画などが配信される予定だ。

さらにサービス上で開催されるオーディションに参加したり、監督・先輩俳優たちと懇親会で直接会うこともできる。サービスを利用するには会員登録が必要で無料か有料のそれぞれで配信コンテンツや利用できる機能に違いがある。9月にはポートフォリオ機能の実装を予定しており、自分のプロフィールを作成して写真や動画で演技を配信することも可能。

学びとチャンスの仕組み化でデビューする俳優を増やす

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このサービス、従来の芸能事務所の一部の機能をインターネットで仕組み化してしまったという点がすごい。芸能事務所は俳優に演技のレッスンやオーディションの機会を提供することで俳優を支援する。しかし、俳優を目指し始めた人が芸能事務所を探して入るだけでも人脈や業界知識がなければ大変な苦労だ。こういった俳優を目指せる環境のない多くの人へmirroRliarはインターネットで環境作りをすすめる。

このサービスを作ったきっかけについてmirroRliar事業責任者兼広報の石田雄彦氏に話を聞いたところ下記のように答えてくれた。

「実際に俳優を経験した後、フォッグの顧問を務める松田一輝とand pictures代表の伊藤主税さんの間で俳優時代にもっとこういう仕組みがデジタルであったら良いと思うという意見交換のもと生まれたのがmirroRliarのはじまりです。その意見を基に映画業界、俳優業界、IT業界を掛け合わせて同サービスをつくりました」(石田氏)。

今後はアプリのリリースや読み物、ワークショップなどのコンテンツの拡充を目指す。俳優になれる一握りをどれだけ増やすことができるのか、今後の展開に期待したい。

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