ドイツのVolocopter、空飛ぶ自律走行タクシーでDaimlerから3,000万米ドルを調達

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Volocopter

個人仕様の空飛ぶ輸送手段を作るという Volocopter の夢がまた一歩前進した。同社は本日(8月1日)、欧州の自動車企業大手 Daimler から3,000万米ドルを調達したと発表したのだ。

ドイツ人起業家 Lukasz Gadowski 氏もこの投資に参画した。Volocopter は今回獲得した資金を空飛ぶ電気タクシー、すなわち垂直離着陸が可能な電気ビークル(eVTOL)の開発に引き続き活用する予定。同社が目指すのは、2人乗りの飛行機が都市部の交通で重要な役割を担うようになることだ。

マネージングディレクターの Florian Reuter 氏は声明で次のように述べた。

電動の VTOL を個人仕様の空飛ぶタクシーに使用するという新たな市場の台頭が確実性を増してきていますが、新規の投資家から金融面での強いコミットメントをいただいたことは、その徴候であるとともに証明でもあります。当社では、戦略的かつ起業家的なバックグラウンドを持つ投資家を入念に探し求めてきましたが、Daimler と Lukasz Gadowski 氏によって完璧に実現することができました。

Volocopter によると、同社のミッションは「空を飛ぶという人類の夢を実現し、現代の都市にますます拡大するモビリティの問題を解決するのに役立つこと」である。同社は最近、今年第4四半期にドバイで空飛ぶ自動タクシーのデモンストレーションを開始すると発表した。

また、Daimler が優れた戦略的パートナーである理由として、Daimler による自律走行の電気自動車への取り組みを挙げている。空飛ぶタクシーのローンチに向け、この動きをスケールさせる方法について Gadowski 氏からの助言を求めているという。

次の段階は、Volocopter の開発、製造、世界展開だ。そのために、飛行システムやソフトウェアなどの業務に従事するエンジニアを追加採用することになるだろう。さらに、ブランド展開に向けてマーケティング活動も行っていく予定だ。

初の飛行ライセンスを取得した Volocopter は、来年中にはお目見えするだろうと同社はコメントしている。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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