美容動画メディアのMimiTVがライブコマース領域に参入、培ったインフルエンサー活用の強み活かす

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8月3日10時12分更新:運営会社に関する記述の中で、一部Candeeと記載のあった部分をCandleに修正致しました

7月12日に総額1億円の資金調達を実施したMimiTVがライブコマース分野に参入する。

美容動画メディアMimiTVは8月3日、配信動画から商品を購入できる販売機能「mimi live」を追加することを発表した。これによりアプリ内で視聴している動画へコメントしたり、気に入った商品を直接購入することができるようになる。

MimiTVは2015年5月にリリースされた美容特化の分散型動画メディア。メイクやヘアスタイル、ネイルといった美容の動画コンテンツを配信し、月間約1500万の動画再生回数を獲得している。

公開時の運営元は動画制作や広告・インフルエンサーマーケティングを事業とするCandleであったが、動画事業の拡大や今後の運営体制、ファイナンス方針から2017年5月にMimiTVとして独立した。同社の代表取締役はCandleの取締役を兼任する山下主暉氏が務めている。

今回のライブコマースへの参入の経緯を山下氏に取材してみたところ下記のように回答してくれた。

「弊社の場合はもともとがメディア事業からの参入なので、ライブコマースを事業としてはじめたパターンや販売がメインで参入するケースとは少し違います。動画内でメイクアイテムや服を紹介しているのに、その場で買えないのは不便ですよね。そう考えるとベストなMimiTVのUXとしてライブコマース機能を追加するのは自然な流れだと思っています」(山下氏)。

さらに同氏は今回の件に関して「あくまでも1機能の追加」と話していた。同社がライブコマースに参入する強みは「動画メディア事業で培ってきた出演者やインフルエンサー業界との繋がりやインフルエンサーの活用ノウハウ」だという。商品の販売に関しては、自社で商品などを抱えるのではなくすでに販売経路をもつ事業者と組んで取り扱い商品を増やしていく意向だ。

動画市場の伸びが来るのは必然だと思っていた

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MimiTV代表取締役の山下主暉氏/同社提供

2年前に同メディアを公開したMimiTVだが、当初からの動画市場の伸びやライブコマースの登場についての考えを山下氏に聞いてみた。

「記事コンテンツはブログや個人サイトの記事のようなものからはじまり、それではユーザーの必要な情報が補いきれないところからキュレーションサイトやメディアが登場しました。動画も同じように個人のクリエイターが作るものでは消費行動を埋められなってくるというのが考え方です。そのため企業がコンテンツを作成する動画メディアもかならず必要になってくるというのは感じていました」(山下)。

今後ライブコマース以外にもユーザーにとって利便性の高い機能を追加していく予定だ。山下氏は「動画を見て欲しいものを画面上で購入することは出来るようになったが、その後本当にこれが良い商品なのかといった情報は現段階でユーザーに提供出来ていない」という。(たしかにその場で良い!と思った物でも口コミや評価を調べて購入を検討する人も多い)このサーチアクションの部分も担っていければと話していた。

マネタイズについては広告収入とライブコマースの2軸で実施するが、ライブコマース事業に振り切ることはなく、あくまでも美容動画メディアとしてのブランド確立を目指す。今後はVOCEやMAQUIAといったインターネット上の美容雑誌のポジションを狙っていく意向だ。