
俳優を目指す人を対象にした支援サービス「mirroRliar(ミラーライアー)」を運営するフォッグは8月18日、同サービスを利用しているユーザーに対して映画出演オーディション開催することを発表した。これにより同サービスに登録し、実際に役をもらって映画にデビューする俳優第一号が生まれることになる。
今回開催されるオーディションの映画作品「デイアンドナイト」は同サービスに協力する俳優の山田孝之氏がプロデュース、阿部進之介氏が主演を務める。募集されるのは「様々な役柄」とされており、応募者のうち何名かが映画に出演出来ることになりそうだ。
オーディションの応募にはmirroRliar月額会員への登録が必須になっている。従来のオーディションと同サービスでは何が違うのか、mirroRliar事業責任者兼広報の石田雄彦氏に質問したところ以下のように教えてくれた。
「従来のオーディションでは審査員が送られてきた選考書類を1枚づつ紙で見ていくアナログなものでした。mirroRliarではこの作業をデジタル化して応募から合否を付けるまでWEB上で完結させることが出来るため、ペーパーレスかつ審査の場所を選ばないメリットがあります」(石田氏)。
オーディション内容としては一次審査が同サービス上のプロフィールからの選考。二次審査が投稿動画による審査、最終選考が実際の演技審査となっている。
動画のポートフォリオでオーディション審査のデジタル化を加速

審査の中では同日に実装されたポートフォリオ機能も活用される。このポートフォリオ機能はプロフィールや過去の実績、写真などの情報をまとめた役者の履歴書を電子化したものだ。
「オーディションの際に写真だけでは判別がしづらく、動いている姿や声を聞きたい」という監督や脚本家の声からできたこの機能。情報をまとめることが出来るだけでなく、動画やSNS情報などで紙では伝えることのできない「演技力」をアピールできるのも特徴だ。
俳優が同サービスでポートフォリオを作成し、URLやQRコードで自分の履歴書を渡す。WEBにより効率的かつ実際の演技によるオーディションが実施される仕組みが形になりはじめた。
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