Naver、人工知能ベースの翻訳サービス「Papago」を正式ローンチ——5,000文字の翻訳が可能に

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Naver(네이버)は正式に、人工知能(AI)をベースとした翻訳サービス「Papago(파파고)」をリリースした。ベータ版と比較すると、新たにローンチされたこの最新版は最大5,000文字の翻訳が可能となり、パソコン版もサポートしている。

Papago によるニューラルネットワークを用いた翻訳テクノロジーは現在、日本語、中国語、スペイン語、フランス語の翻訳が可能だ。さらに Papago は、現代百貨店、新世界免税店、コンビニ大手の GS25、KEB ハナ銀行、大統領セキュリティサービス、ソウル地方警察庁などと提携し、専門的な翻訳・通訳サービスを提供していく。

Papago の正式版ローンチにあたり、翻訳可能な文字数は5,000に拡大された。以前のベータ版で人工ニューラルネットワークが翻訳できたのはわずか200文字までだった。この拡張により、ニュース記事や論文、 eメールといった長い文章の翻訳が可能となり、ユーザエクスペリエンスの向上が期待できる。

さらに、Naver はパソコン対応版もリリースすることでユーザの意見を反映している。このバージョンは、携帯アプリと同じく5,000文字までの翻訳を行える。パソコン版ユーザには、将来さらなる機能追加が予定されている。

正式版ローンチに際して、Papago はデザインコンセプトを改善させた。ベータ版で好意的なフィードバックが寄せられた、カラーメニューのストラクチャーをベースとすることで、Papago は同様のクリアなアイコン形式を実装した。ユーザからのフィードバックに耳を傾けたことにより、ユーザは正式版を使って音声化された原稿を読み、発音を聞くことができる。

Papago プロジェクトのリーダーであるキム・ジュンスク(김준숙)氏によると、このサービスは今年後半にかけてベトナム語、台湾語、インドネシア語、タイ語に拡張されるという。また、人工ニューラルネットワークの翻訳機能を強化することで、より正確な翻訳をユーザに届けられるようになると語った。

Via Platum

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