PayPal がSwift Financialを買収、スモールビジネス向け融資プログラムを強化へ

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Image Credit: PayPal

PayPal は、米国のスモールビジネスに対してキャッシングや融資を提供する企業である Swift Financial を買収する予定であることを発表した。

Swift Financial は2006年に、デラウェア州のウィルミントンで創業し、銀行が協力的でなかったり、融資手続きがあまりに長く手間がかかる場合に、中小企業向けに信用貸しを提供する。

PayPal は、2013年からスモールビジネス向けに融資をする Working Capital というプログラムをスタートしている。これまでに融資した額は30億ドルにのぼる。PayPal は現在も Swift Financial と提携しているが、今後は PayPal は「融資の力をさらに高め、手の届きやすいファイナンシングの方法を提供して、スモールビジネスの成長と活性化を支援することができる」とPayPalの中小企業融資事業のジェネラルマネージャー・VPである Darrell Esch 氏はコメントしている

基本的に、Swift Financial のテクノロジーは、PayPal に追加のデータを提供し、それによって PayPal は様々な事業に関する強みをよりよく把握し、追加のファイナンシャルサービスを販売しやすくなるだろう。

PayPal は、消費の活性化のために融資ビジネスを始めた数多くのテック企業のうちの一つだ。Amazon は最近、2011年に Amazon Lending をローンチして以来、中小企業向けに30億ドルを融資したと明かしている。昨年の11月には、ジャック・ドーシー氏の Square が、2014年に Square Capital をローンチしてから10億ドルを貸し付けたことを明かしている。

PayPalのような決済企業は、売り手と消費者間の決済を通じて収益をあげている。だからこそ、売り手のビジネスがさらに成長し、売り上げを増やすことは PayPal の大きな関心だ。そのため、2013年に融資プログラムを開始し、今回の Swift Financial の買収を通じて、その取り組みを強化している最中である。

(本記事は抄訳になります。)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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