省電力広域通信技術LPWAを使った登山者用位置情報共有デバイス「TREK TRACK」がレンタル受付を開始、第一弾は奥秩父の瑞牆山で導入へ

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博報堂アイ・スタジオは18日、省電力広域通信技術 LPWA(LowPowerWideArea)を使った、登山者向けの位置情報取得・共有デバイス「TREK TRACK」のレンタル受付を開始した。TREK TRACK を使うことで、ゲートウェイ LPWA 基地局が配置された山であれば、ケータイの電波が届かない山の中であっても、登山者はリアルタイムで位置情報を取得することができ、万一、遭難や道迷いが発生した場合にも、デバイスから HELP 信号を送信することで位置情報を知らせ、早期の救助に役立てることができる。

TREK TRACK は、今年初めにソラコムが SORACOM Air for LoRaWAN を使ったアプリケーションとして紹介していた事例の一つだ。山の中に設置されたゲートウェイ LPWA 基地局経由で、登山者が持つデバイスから1分間に一度、デバイスID、緯度経度、送信時間のデータをクラウド上のサーバーに送信。クラウド側に用意された Web インタフェース上では、家族や山岳管理者が登山者の移動情報を3Dインターフェースでオンタイムで表示することができる。

サービスを開発する博報堂アイ・スタジオの Future Create Lab(FCL)では昨年来、山岳関係者などと連携しながら、筑波山、秩父山、八ヶ岳などで TREK TRACK の実証実験を行なってきた。本サービス開始にあたり第一弾としてゲートウェイ LPWA 基地局を山梨県北杜市の瑞牆山(みずがきやま)に設置。8月20日には、現地で無料のサービス体験イベントを開催する予定だ。なお、サービスは一般登山者向けに9月1日から提供開始となり、10月31日まではキャンペーンとしてデバイスのレンタル費用が無料で利用できる。