お金の貸し借りメモアプリ「よろペイ」運営元が総額4億円の資金調達を実施、ICOやレンディング領域に参入

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写真左よりグローバル・ブレイン代表取締役の百合本安彦氏とPopshoot代表取締役CEOの大山 敏浩氏/同社提供

お金の貸し借りメモアプリ「よろペイ」を運営するPopshootは8月28日、シリーズAラウンドで総額4億円の資金調達を実施した。引受先はグローバル・ブレイン、グリー、マネックスグループ代表取締役社長CEOの松本大氏とその他の個人投資家ら。

2016年8月にリリースしたよろペイではお金を貸し借りした際にメモし、グループや個人に対して請求をすることができる。また、よろペイ上でのクレジット決済やよろペイにたまった残高で支払いすることも可能だ。利用ユーザーは10代から20代のミレニアル世代がメインで、ライブやイベントのチケット購入時の立て替え請求や旅行でのお金のやりとりといったシーンで利用されている。

Infinity Ventures Summit 2017 Spring KobeのLaunchPadにも登壇していた同社。当時は店舗決済の実現による手数料やアプリ内広告、レンディングなどでのマネタイズモデルの展開について話していたが、今回改めて今後の展開について同社代表取締役CEOの大山敏浩氏に話を聞いてみた。

「今後の展開としてはよろペイをより多くの方に日常的に使っていただくために、周辺領域のアプリケーション開発を考えています。具体的にはレンディングや株式投資、暗号通貨などの領域に参入する予定です。話題のICO関連事業もパートナーを交えて準備を進めています」(大山氏)。

今回調達した資金は新サービス開発および既存サービスのPR、マーケティングに活用する。「中国の巨頭Alibabaの日本進出なども話題になっていますが、僕らが日本、ひいては海外の決済市場を盛り上げていけたらと考えています」と大山氏は語っていた。

 

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