スウェーデン発ポッドキャストプラットフォーム「Acast」が1,950万ドルを調達、米国市場拡大を目指す

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Acastの iOS アプリ
Image Credit: Paul Sawers / VentureBeat

オーディオ・ポッドキャストのプラットフォーム「Acastが1,950万ドルを調達した。Swedbank Robur のファンドである Ny Teknik や Microcap など、スウェーデンの投資家が出資をしている。

2014年にストックホルムで創業したポッドキャストプラットフォーム Acast は、クリエイター、リスナー、広告主をコンシューマ向けモバイルアプリとマーケター向けの最先端の広告ツールを通じて、つなぐことを目指している。

今回の調達以前に Acast は1,300万ドルを調達しており、今回の調達した資金を元に米国での成長を加速させ、同時に国外の他の市場に拡大していく計画だ。Acast のポッドキャストは、もちろん世界のどこででも聴くことができるが、今後 Acast はより一層、自国スウェーデンだけでなく担当の営業・コンテンツチームを置いて英国、米国、オーストラリアのリスナー、クリエイター、広告主をターゲットにしていく。

Acast は VentureBeat に対してリスナー数の詳細を明かしていないが、一つの漠然とした指標は提供してくれた。同社いわく、月間5,600万のリスナーがいるとのこと。最低でも1分は聴いているユーザーを指している。また、プラットフォーム上のクリエイター数は2,000名とのこと。

スウェーデンはオーディオに特化した数々のテックスタートアップを生み出していることで知られている。SoundCloud は2007年にスウェーデンで誕生したが、2名のファウンダーは早々にドイツへと本拠地を移している。SoundCloud は、Spotify のようなオンデマンドサブスクリプション・ストリーミング配信と競争していが、現在はコアのユーザーであるクリエイターへのサポートに失敗していると多くの批判をうけている。現在もスウェーデンに本拠地を置いている Spotify は、どんどん力を増し、近い将来に上場する準備を進めている。

最近の NiemanLab によるレポートによれば、米国人の24パーセントにあたる6,700万名が毎月ポッドキャストを聴いており、前年よりもその数は3パーセント上昇しているという。

(本記事は抄訳になります。)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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