Dataiku は、Battery Ventures がリードするセカンドラウンドで2,800万米ドルを調達した。フランスを拠点とする同社は、獲得した資金を世界での人材採用とマーケティング活動に活用するとコメントしている。
今回の資金調達は、2016年のファーストラウンドで確保した1,400万米ドルに続くものだ。同ファーストラウンドは既存投資家の FirstMark がリードし、2015年の360万米ドル規模のシードラウンドに投資した Serena Capital と Alven も再び参加した。
2013年にフランスの起業家らによって設立された同社はそれ以降、本社をニューヨーク市へ移転させた。ただし、開発チームの大部分は引き続きパリを拠点としている。
Dataiku は、企業によって集められた大量のデータを、データサイエンティストや、エンジニアではない人々にもアクセスしやすくなるよう設計されたクラウドベースのプラットフォームを構築している。企業により収集されるデータ周りのインターフェースを単純化し、多くのメンバーがこれを分析、解析できるようにしている。
さらに、このプラットフォームはマシンラーニングを活用することで、度々ビッグデータによって提供されるものの把握することが困難であるインサイトをユーザが利用できるようにしている、と Dataiku の共同設立者兼 CEO の Florian Douetteau 氏は述べている。
Douetteau 氏はこう語る。
当社には、大西洋の両側にたくさんの顧客がいます。また、ソフトウェア分野でリーダー的存在になれる潜在力を秘めています。
現在の従業員数は約100人。今回の資金調達は社員倍増のために活用する予定だ。ニューヨーク、パリのほか、ロンドンにも拠点を構えている。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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