荷物預かりのシェアリングサービス「ecbo cloak(エクボクローク)」を運営するecboは9月6日、サービス対応地域を北海道へ拡大することを発表した。同社のエリア拡大は京都・大阪・福岡・沖縄に引き続き、年内で5度目となる。
ecbo cloakは旅行者などの荷物を預けたい人と荷物を預かるスペースを持つお店を繋ぐシェアリングサービス。現在の対応地域は日本のみにもかかわらず、ユーザーの9割はアジアを中心とした外国人観光客だ。同社代表取締役の工藤慎一氏に外国人ユーザーの獲得について聞いてみたところ、下記のように回答してくれた。
「まず、現地の香港経済新聞などのメディアからの拡散があります。あとは利用した外国人ユーザーがSNSやブログで口コミをしてくれた結果、ユーザーになってくれるケースも増えてきました。今はエリア拡大をメインにすすめていますが、外国人観光客の獲得も積極的にすすめていきたいと思っています」(工藤氏)。
今回の北海道進出は同社が掲げていた業務提携によるエリア拡大の施策を実施している。札幌を中心に不動産事業を運営するEZO CONSULTING GROUPと協力することで、同サービスを30店舗へ導入した。不動産業界との取り組みに関しては「不動産コンサルティングの一つの手法としてecbo cloakは相性が良い」と工藤氏は話していた。今後、北海道全体では400店舗の導入を目指す。
同社は2018年に1万店舗への拡大を目指しており、年内の拡大5度目にして、地方ごとのコミュニティや地域性の違いも見えてきたという。例えば北海道で冬の時期にスキー板を預かって欲しいといった要望があったそうだ。今後の展開も踏まえて同社は地域性にあわせた新しいプランの作成なども検討している。
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