香港のフィンテックスタートアップTNG、シリーズAラウンドで1億1,500万米ドルを調達——ブロックチェーン、AI、チャットボットなどに投資

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香港のフィンテックスタートアップ TNG は、中国の大手プライベートエクイティファンド New Margin Capital(聯創永宣)がリードするシリーズ A ラウンドで1億1,500万米ドルを調達した。このファンドはこれまで160社以上の企業に17億米ドルを投資しており、うち40社が IPO でイグジットしている。

このラウンドには、台湾を拠点とするベンチャースタジオの Nogle Group(来宝集団)や Infinity-KBR Group も参加した。

今回の驚異的な金額の資金調達により、TNG の時価総額は5億6,500万米ドルになるという(公式発表より)。

TNG は今回獲得した資金を、英国などの世界市場へのリーチや新たな買収のほか、ブロックチェーン、AI、チャットボット、e-KYC プラットフォーム(顧客を知るためのプラットフォーム)といった最新テクノロジーへの投資に活用する予定。

同社はその他にも国際送金、外国での現金引き出し、P2P 送金、海外での SIM トップアップなど多くの金融サービスも提供している。

2015年11月には e ウォレット製品「TNG Wallet」をローンチしている。ユーザはこれを使って公共料金や交通費の支払い、送金、現金引き出し、一部の自動販売機での物品購入、e コマースでの決済ができる。

これまでに TNG ウォレットは60万回のアプリダウンロードを記録し、月間取引金額は8,000万米ドル相当になった。これにより同社は香港で最大の e ウォレットプロバイダーの1社となっている。

TNG ウォレットは昨年、 香港を拠点とするテックビジネスパーク Cyberport が支援するアクセラレータプログラム「FinTech Innovation Lab Asia-Pacific」に参加した

Hong Kong Cyberport Management Company Limited の会長である George Lam 博士は、公式プレスリリースで次のように述べている。

Cyberport のアクセラレータプログラムに参加した企業がこのような価値ある実績を残せたのを見て嬉しく思います。TNG ウォレットは、先端的なテクノロジーと革新的なビジネスモデルによって香港のフィンテックイベントでショーケースになるほど急速に発展しました。これは私たちにとって喜ばしいことですし、香港の革新的なテクノロジーリーダーを育てるという当社ミッションを再確認させてくれました。

TNG Wallet は、「Global e-Wallet Alliance」というコンソーシアムの一員でもある。この団体は、香港のほか中国、フィリピン、インドネシア、シンガポール、マレーシア、タイ、ベトナム、インド、スリランカ、バングラデシュ、ネパール、パキスタンの12か国から構成されている。

【via e27】 @E27sg

【原文】