Magic Leap、時価総額60億米ドルで5億米ドルの資金調達を計画中

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Magic Leap のデモンストレーション
Image Credit: Magic Leap

急成長中の拡張現実(AR)スタートアップ Magic Leap が、時価総額60億米ドルで5億米ドルの資金調達を計画としていると Bloomberg が報じている

米フロリダ州を拠点とする同スタートアップは、現実世界の上に非常に高品質なアニメーションを作ることができるという数々の期待が寄せられている AR グラスの開発に向けてすでに13億米ドルを調達している。Magic Leap はここ数年ウェアラブル端末に取り組んでおり、この野心的なプロジェクトを完成させるためにさらなる資金を必要としているようだ。

Bloomberg は匿名筋の情報として、シンガポール政府が一部出資する投資企業 Temasek Holdings が、同社に対する最新ラウンドの参加を検討しているという。もしこれが事実なら、アジアの投資企業が AR、VR、ゲーミング市場において欧米テクノロジー企業の買収に関心を寄せているという新たな兆候が示されたことになる。この点について Magic Leap に問い合わせてみたが、コメントはまだ得られていない。

同社はこれまでに、Alibaba Group Holding、Qualcomm、Google から資金を調達している(Google の CEO、Sundar Pichai 氏は Magic Leap の役員でもある)。前回ラウンドでの時価総額は45億米ドルと報じられた。

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Magic Leap は Lucasfilm と提携している
Image Credit: Magic Leap

Bloomberg によると、最新ラウンドはまだ完了しておらず、Magic Leap はこの半年の間にデバイスを出荷したいとしている。情報によるとヘッドセットの価格は1,500~2,000米ドルで、眼鏡よりは大きく、Facebook の Oculus Rift といった他社の VR ヘッドセットよりは小さいという。Magic Leap の機器を利用する際、ユーザはアイスホッケーのパックに似たデバイスを携行しなければならない。このデバイスは、情報を処理してAR グラスに送信するためのものだ。

Magic Leap は2014年以降、AR で多額の資金を調達している。その金額は他の全ての AR 企業の総調達額を上回るほどだ。しかし、2016年12月、「The Information」など同社が当初の目標を本当に達成できるのかについて疑問が呈され、否定的なニュースが流れ始めた。従業員を1,000人以上抱える Magic Leap は自社のハードウェア、ソフトウェア、イニシャルコンテンツを制作しなくてはならないため、課せられたタスクは非常に大きい。すでに、3D イメージを現実世界に映し出すため一種のライトフィールド技術を活用しているという。

同社が多額の資金を必要とし、製品が生まれるまでの時間が長いのには、目標が野心的であることが一部関係している。その目標とは、自社のハードウェアおよびソフトウェアのほか、デバイスで必要となる高価な電子部品を開発することだ。Magic Leap がゲーミング業界で誰からも注目を浴びているのは、新たなゲームプラットフォームを作り出す潜在性を秘めているためである。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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