工場内の保全分野では、AI と IoT を活用した機械装置異常検知サービスを大手電力会社等に導入、95%の精度で異常検知を実現している。AI の判定制度の向上を狙い、九州大学とは AI を用いた工場設備保全や軸受の異常判定に関する共同研究を行なっている。AI で一番難しいと言われている「故障が起きた時のデータ」を「正常のデータからシミュレーションして作り出すこと」に成功したことから、スカイディスクのサービスは、他社の同種サービスよりも高い評価が得られているという。
機械保全の分野では2017年9月、スカイディスクはスマートフォンから取得した「音」から故障を事前に予知できる「スマート聴診棒」をリリース、今後は「振動・電流」のデータから簡単に故障予兆検知ができるサービスをパッケージ商品として提供計画だ。九州工業大学とも、介護分野への AI や IoT の適用に向けた共同研究を実施している。
「スマート聴診棒」のアプリ画面 Image credit: Skydisc
また、同社が開発した IoTデータ解析クラウド「SkyAI(スカイエーアイ)」が評価され、2017年9月には世界的半導体メーカー NVIDIA が運営する AI とディープラーニングに特化したスタートアップインキュベータ「NVIDIA Inception Program」のパートナーに認定された。
HOLD 10 Indexは暗号通貨の時価総額トップ10指標で、執筆時点でビットコインが半分以上、イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュなど有名どころの銘柄が組み込まれています。国内では木村新司氏率いるAngoプロジェクトがより詳細なSynCrypという指標を提案していますが、Bitwiseのような連動投資商品の販売は開始していません。
2016年7月にβ版として開始された MagicPrice は、予約履歴などの自社データをインポート、周辺ホテルなどの競合データをクローリングし、機械学習で最適な価格をリアリタイム計算する。計算された価格は、自社サイトのほかサイトコントローラを経由して、旅行予約サイトや OTA にも反映させるしくみだ。ホテルの現場は多忙であるため、操作にあたってリテラシーを必要とする機能は実装せず、運用を限りなく自動化できるように設計されている。ホテル向けの RPA(Robotic Process Automation) という表現ができるかもしれない。今年3月には、ホテルシステム大手のダイナテック(ヤフーが親会社)と提携している。
本稿は、フランス・パリを拠点に世界各地のスタートアップへの投資を行っているベンチャー・キャピタリスト Mark Bivens によるものだ。フランスのスタートアップ・ブログ Rude Baguette への寄稿を、同ブログおよび著者 Mark Bivens からの許諾を得て、翻訳転載した。(過去の寄稿) The Bridge has reproduced this from its origina…
本稿は、フランス・パリを拠点に世界各地のスタートアップへの投資を行っているベンチャー・キャピタリスト Mark Bivens によるものだ。フランスのスタートアップ・ブログ Rude Baguette への寄稿を、同ブログおよび著者 Mark Bivens からの許諾を得て、翻訳転載した。(過去の寄稿)
The Bridge has reproduced this from its original post on Rude Baguette under the approval from the blog and the story’s author Mark Bivens.
Station F Image credit: Patrick Tourneboeuf
先週パリへの短期旅行の際、私はついにオープンしたばかりの Station F を訪れる機会を得た。
以前は鉄道の車庫だった Station F は東京タワーの全長に等しい奥行きを持ち [1] 、自らを世界最大のスタートアップ・キャンパスだと謳っている。開館したのは7月のことだ。
さまざまな組織に所属する日本やアジアの多くの人々が、私に Station F についての意見を求めてきた。今となって自信を持って、それに答えることができる。
支持する理由のまとめから、始めてみることにしよう。
あなたが、ヨーロッパに照準を合わせ、世界展開の野心を持ったアジアのスタートアップ、VC、イノベーションを求める企業ならば、Station F は完璧な上陸拠点になりうるだろう。
3つの上位カテゴリの一つにいながら、ヨーロッパが死角になっている人々にとって、Station F は視野を広げる上で完璧な選択肢だろう。
私が訪問したときには確かに、まだ建設時のホコリが残されている状態だったが、スタートアップのセクションはかなり空いている状態だった。しかし、そこにこそ野望がある。その匂いを感じ取ることができるだろう。Station F は今までにもあったフランスのイニシアティブではない。私は、このトラップ(今までのイニシアティブと同じ過ちを繰り返すこと)にならないことを望んで、2016年にこの記事「お金ももらっておらず、頼まれたわけでもないが Station F へのアドバイス」を書いた。彼らは、そのような過ちをしなかった。まったくの反対だ。Station F は、スタートアップ1,000社、投資家、ビジネスサービスプロバイダ、公共サービス(ビザ申請の補助など)、イベンスペース、フードコート、そして、近日中には600人の起業家が寝泊まりできる施設を擁する、一大国際エコシステムになることを目指している。
具体的に Station F が現在提供している、最も適当な機会を取り上げてみると次の通りだ。
外国 VC………Station F は、ティア1(第1級)の外国ファンドに対して、月あたり5〜10日間の時間限定利用権を提供していた(月料金は1,000ドル未満)。このパッケージはすでに募集枠を上回ってしまったようだが、Station F に直接紹介してほしければ、私に気軽に連絡してほしい。
外国企業………Station F はまもなく全日イベントのパッケージを発表する予定で、これには開催企業の特別なニーズに合った、特別あつらえのセッションやスタートアップ紹介が含まれる。このパッケージはまだ準備できていないようだが、読者に興味があれば、喜んで適当な人物に紹介したい。
最後に、よく受ける質問について書いておこう。Station F はコワーキングスペースでもなければ、企業にとっての一時的な住居でもない(そのようなサービスは、すでにパリのあちらこちらで広く提供されている)。
私は Station F の可能性に強気だ
そうだ。Station F ができてから、まだ日も浅い。エグゼキューションにおける真実が野心を満たすことができるかどうかを見極めるまでには、まだ少し状況を見守る必要がある。私は Station F の可能性に強気で、私はすべての外国の投資先企業に、真剣に Station F を見てみるべきだと言っている。あなたもそうだ。