B2B向けモバイルコミュニケーションのAOSモバイル、VCなど6社から総額3億円を資金調達——チャット応答にAIを導入、アジア展開にも着手

SHARE:
Image credit: AOS Mobile

AOSSMS」や「InCircle」など、B2B 向けのモバイルコミュニケーションサービスを提供する AOS モバイルは28日、VC など6社から総額3億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、Fenox Venture Capital、三菱 UFJ キャピタル、アイビス・キャピタル・パートナーズ、アコードベンチャーズ、VOYAGE VENTURES、エボラブルアジア(東証:6191)。調達ラウンドは不明。

三菱 UFJ キャピタル、アイビス・キャピタル・パートナーズ、VOYAGE VENTURES は今年8月の出資ラウンド(出資額、ラウンドは不明)にも参加しており、それに続くフォローオン出資となる。

AOS モバイルは2015年3月、ユーティリティツール大手 AOS テクノロジーズからスピンオフする形で設立。B2B 向けに双方向SMS配信システム「AOSSMS」、ビジネスチャットソリューション「InCircle」などを提供している。AOSSMS は既存のメッセンジャーに比べメッセージの開封率や到達率が高いこと、また InCircle は電子メールに依存せず、セキュリティ上安全性の高いメッセージング環境が提供できることに優位性がある。

今回の調達を受けて、AOS モバイルでは、データ分析やAIを活用することで、InCircle のチャットボット機能の強化、AOSSMS の自動返答機能の強化を行うほか、アジア市場へのサービス展開に向けた準備に着手するとしている。

AOS モバイルは先週、同社が持つ AI チャットボットの技術を応用し、患者からの問い合わせに自動対応が可能な歯科医院向け Web チャット機能を開発。歯科向けプラットフォームを提供するメディカルネット(東証:3645)と協業し、同機能を全国の歯科に提供する計画を発表している。

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する