ヨーロッパでは現在、スタートアップ・キャンパスの建設が一大関心事となっており、パリ、ロンドン、ベルリン、リスボン、ヘルシンキ、ベニスが建設の意向を表明している。大きさについては、ダブリンのスタートアップ・キャンパスは、今年夏にパリにオープンした Station F に比べ5分の1程度になるだろうとのことだ。
欧州のテックスタートアップシーンの現状をまとめたレポート「The State of Europearn Tech」を、ベンチャーキャピタルのAtomicoが先週リリースした。 143ページにわたる詳細なレポートでは、欧州のスタートアップシーンの現状と将来をさまざまな角度から分析している。総じて、その内容はポジティブなものである。以下に、特に印象に残った部分をピックアップしたい。 欧州のテックシーン…
スイス本社、イスラエルに研究開発拠点を持つ SIRIN LABS は、mobli や Yo の創業者として知られるイスラエルの連続起業家 Moshe Hogeg 氏、2016年にイスラエルの Most Active VC に選出された Singulariteam 創設者 Kenges Rakishev 氏、その他イスラエルのエリート部隊である8200部隊の元幹部のチームによって2013年に設立され、既に9,700万米ドルの資金調達を実施している。アドバイザーには、イーサリアム共同創設者の Steven Nerayoff 氏、Celsius Network CEO の Alex Mashinsky 氏、FC バルセロナ前代表の Joan Laporta 氏、Sony Mobile 元 CTO Takeshi Ito 氏等が名を連ねる。
4位と5位の両チームは、ともに Gobi Partners から10万人民元(約170万円)の債券を獲得。Flint OS は、非 Google 版の Google OS で、Chroms OS とは異なり、多くのデバイスにインストール可能な Linux 上で動くブラウザベースのオペレーティングシステム。Chrome OS は Chromebook でしか動かず、Google のクラウドサービスと接続している必要がある(これにより、Google の利用が規制された中国では、Chromebook の利用が難しい)。
Flint OS のプレゼンテーション Image credit: TechCrunch Shanghai
Flint OS は、さまざまなクラウドシステムに接続。優位性の一つは、今にも止まってしまいそうな古いマシンを、生き返らせることができる点だ。古い Windows や Mac のデバイスを軽い FlintOS で初期化することで新しい命を与えることができ、同社ではこの技術をイギリスの学校に導入し、コンピュータの寿命を延ばすことに成功した。商用利用が難しい端末や Raspberry Pi を動かすための OS としても使える。
TechCrunch の Matthew Linley 氏から賞を受け取る Flint OS の Alpha Tang 氏 Image credit: TechCrunch Shanghai
マスクは完全にモジュール化されているため、部品を簡単に交換することができる。フィルタポッドは、マスクに磁石で装着されており、条件・工業的および構造的用途に応じて異った種類のフィルタに交換することが可能。審査員からは、同社が製造業者なのか、クラウドファンディングを実施しているのかを質問が挙げられると、CPO の Simon Kubski 氏は、同社が「世の中にとって重要なプロジェクトに必要な人材とスキルを集めることを目指している」と語った。湖南省長沙市に登記された同社は、2018年から2020年にかけ50万台を出荷すると予測している。