
シード・アーリーステージのスタートアップ投資を手がけるジェネシア・ベンチャーズは12月18日、同社の1号ファンドとなる 「Genesia Venture Fund 1号投資事業有限責任組合」の組成を完了したと公表している。主な出資社は中小企業基盤整備機構、みずほ銀行、みずほキャピタル、日本ユニシス傘下のキャナルベンチャーズ、JA三井リース、東急不動産、丸井グループなど。
今年8月に同ファンドの20億円規模のファーストクロージングが完了した際に30億円目標とされていた最終の出資約束金は、結果的に総額40億円にのぼった。12月時点でリード投資家として日本、北米、ASEAN主要国のスタートアップ30社への投資を完了している。同社代表取締役の田島 聡一氏によれば、一社あたりの初回投資額は4000万円ほどで、追加投資含めて最大3億円までの支援が可能ということだ。
本誌でも国際物流をクラウドで最適化するZenportや、ロボアドバイザーのVESTA、「目標評価管理」をクラウド化する HRBrain、内装マッチングプラットフォームのシェルフィーなどを取り上げている。
特に建設現場の人材問題に取り組む「助太刀くん」を展開する東京ロケットは、メディアや投資系のカンファレンスで開催されるピッチコンテストなどで入賞を続けるなど成長株として高い注目を浴びている。
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