フィリピンの国際決済サービススタートアップQwikwire、ICOで900万米ドル調達へ

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フィリピンに拠点を置き、クロスボーダーの決済および請求書発行サービスを企業向けに行っているスタートアップ Qwikwire Billing Systems は、900万米ドルの調達を目指し ICO を計画している。

同社はまた、ブロックチェーン技術を活用した分散アプリケーション(DApp)の AQwire をローンチする予定。不動産デベロッパー向けの AQwire は、世界中のあらゆる顧客に物件を販売できるサービスである。

Qwikwire の CEO である Ray Refundo 氏はこう述べている。

当社は成長を続けており、ICO による資金調達活動で900万米ドルを確保しようと動き始めたところです。これにより AQwire をローンチする予定です。AQwire は不動産開発業者が世界中の顧客に物件を紹介できる、初のブロックチェーンベースプラットフォームです。

同種のサービスとしてはフィリピン初のものであり、また、フィリピンで最初の ICO を行う会社の一つとなるとしている。

Qwikwire は500 Startups の支援を受けており、企業らが世界中から集金できるようにしている。彼らが目指すのは、代行業者やブローカー、その他マーケティングチャネルなど仲介業者に対する依存を低減もしくはなくすことだ。これにより KYC(Know Your Customer;顧客確認)のプロセスが簡素化され、不動産デベロッパーと顧客双方の身元が確認できるようになり、両者にとってセキュアな送金が可能になる。

現在までに同社は70万米ドル以上を調達している。

【via e27】 @E27co

【原文】

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